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戦車が銀座ど真ん中を行進・反対デモもあったけど…… 今はスマホ撮影のファン、時代を映す自衛隊観閲式

10/17(水) 7:02配信

withnews

 自衛隊が最高指揮官である首相を迎え、行進などを披露する観閲式が10月14日にありました。落下傘部隊や最新鋭の戦車、戦闘機が登場し、米軍も参加。埼玉県朝霞市の陸自朝霞訓練場に集まった観客約1万6千人をわかせました。自衛隊発足から64年、時代を映す観閲式を、かつては銀座のど真ん中を行進した様子などとあわせて紹介します。(朝日新聞専門記者・藤田直央)

【貴重写真】圧巻!!戦車が銀座の目抜き通りを行進した60年前、今はスマホ撮影のファン集う自衛隊観閲式

60年前は銀座で戦車のパレード

 明治神宮外苑での自衛隊観閲式に続き銀座・数寄屋橋付近の外堀通りを行進する陸自の戦車の列。写るのは米軍から払い下げられたM24軽戦車チャーフィー――。

 自衛隊創立から4年になる1958年11月に朝日新聞社が撮影した写真です。この年の政府の世論調査では、自衛隊の規模について「もっとしっかりしたものに」が29%、「今のままで」が45%。国民の理解は結構あったようです。

 今年の観閲式のように、朝霞で開かれるようになったのは1973年からです。都心での行進をやめたのは「交通事情などの関係」と防衛省は説明しています。

かつて反対デモ、今は…

 この1970年代前半も政府の世論調査では自衛隊が「あった方がよい」が70%台という状況でしたが、まだ学生運動が目立つ頃でもありました。ヘルメット姿の学生たちがデモをし、朝霞市役所近くの通りに張られた「祝・自衛隊観閲式」の横断幕を旗竿でつつき、機動隊とにらみ合う写真が残っています。

 では、先日の朝霞の観閲式会場の周辺はというと…首相が来ることもあって物々しい警備でしたが、反対運動の人たちは見かけませんでした。目立ったのは「祝・自衛隊」「憲法改正を」と街宣車で訴える団体で、スピーカーの声が会場まで響いていました。

 この日は日曜でした。会場には競争率8倍のチケット当選者ら自衛隊ファンが訪れ、陸自の車両展示スペースを歩くと家族連れやカップルの姿も。自衛隊が各地に擁するご当地キャラも現れ、楽しい休日といった雰囲気です。アナウンスとともに戦車が砲身を動かすと若者が群がり、熱心にスマホをかざしていました。

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最終更新:10/17(水) 11:08
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