ここから本文です

【揺さぶられっ子症候群】家庭内の事故なのに…虐待疑われ、引き裂かれた親子 背景に何が?

10/19(金) 6:02配信

関西テレビ

■家庭内の事故 なぜ信じてもらえない?

取材班が訪ねたのは、福岡市に住むある家族です。

1歳の長男、夫と3人で暮らしている満島かなえさん(仮名・32歳)。

幸せな生活が一変したのは、今年4月。かなえさんが、つかまり立ちを始めたばかりの長男(当時生後9ヵ月)とリビングにいたときでした。

【かなえさん】
「ここにつかまって立っていて、私は洗い物していて、ガタンガタンとゴミ箱を触る音がしたんです。危ないなと思った瞬間に…」

長男は後ろに倒れたといいます。

【かなえさん】
「ゴンっていう鈍い音。今までにないくらいすごい泣いていて、私もびっくりして抱きかかえてあやしてなでてしたんですけど、全然泣き止まなくて」

その後、長男は意識を失い、かなえさんは119番通報。長男は病院に運ばれます。

長男には、脳内で急性硬膜下血腫が見つかったものの手術は必要ないということで、1週間の入院となりました。

そして退院の日、ずっと病室で付き添っていたかなえさんは、別の部屋に呼び出されます。

【かなえさん】
「医師からの病状説明の後、児童相談所の方が3名こられて、用紙を見せられて、出血(急性硬膜下血腫)と眼底出血が2つあるので、虐待の疑いで一時保護しますとはっきり書いてありました」

突然、虐待を疑われ、児童相談所から長男と引き離すことを告げられたのです。

かなえさんが病室に戻ると、長男の姿はありませんでした。

【かなえさん】
「からっぽでした。原則2か月保護しますって言われたときに、2カ月が長すぎると思ったのと、突然自分の目の前から連れて行かれたのがショックで、何も考えられなかった」

児童相談所に「虐待が疑われる」と通告をしたのは病院でした。

病院の医師が疑ったのは、乳幼児を激しく揺さぶることで脳に損傷を与える「揺さぶられっ子症候群」(通称SBS)。

かなえさんがいくら事故だと訴えても「家庭では起こりえない」と信用してもらえませんでした。

1/3ページ

最終更新:10/19(金) 6:02
関西テレビ

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ