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日本人オーナーでイタリア初の☆を獲得した徳吉シェフ

10/20(土) 18:30配信

テレ東プラス

BSテレ東/奇跡の晩餐 ~ダイニングアウト物語

降りしきる雨の中で開催された“幻の野外レストラン“~DINING OUT TOTTORI - YAZU~は、もちろん想定した“DINING OUT“とは違っていたかもしれないが、スペシャルな“奇跡の晩餐“になったのは紛れもなく事実だ。昨年『DINING OUT NISEKO』を鮮やかに彩った徳吉洋二シェフは、ミラノ『Ristorante TOKUYOSHI』オーナーシェフ。

オープンからわずか10ヵ月で、日本人オーナー初のイタリア・ミシュラン一ツ星を獲得した徳吉シェフがニセコでの饗宴の後に呟いたのは「故郷の鳥取で開催して“レガシー“を刻みたい」という夢。今まで日本各地で開催されてきた、数夜限りのプレミアムな野外レストラン「ダイニングアウト」。14回目の開催地は彼の思いを受ける形で、鳥取・八頭での“凱旋DINING OUT“となった。

鳥取ならではの味を知り尽くし、友人知人も多い徳吉にとっては楽勝!と思いきや、早速壁にぶち当たる。鳥取名物のカニや岩ガキはこの時期、旬をはずしており、季節感のある有名な特産品といえば二十世紀梨くらい。しかし、徳吉自身が「キンキンに冷やしてかじるのが一番!」と言い切ってしまうくらいイタリアンとしては悩ましい食材でもあった。

そこで彼は、なんと梨を塩水につけて発酵させたのだ。1か月後...その梨エキスはジュレに姿を変えて提供された。しかも合わせるのは魚!? シンプルながら美しく奥深い一皿へ。

幼いころから知り尽くした鳥取ならではの食材の上を自由に飛び交い、発想したイメージと味がピタリとはまった時、まさに「ミラクル」が生まれた「骨と肉」というメニュー。「骨」に盛られているの2種類の赤身・・・一つは和牛のランプ肉だというが、もうひとつは? なんとスイカ! 焼いた鳥取名物の大玉スイカと肉は、徳吉自身が「ミラクル」と評した一品。

敢えて骨を手でつかんで食べるというのも、野外レストランにふさわしい楽しい体験。

また、徳吉は、地域活性化について「カニが特産品だからカニだけやっていればいいというわけではない。モノが動いて、人が動いて、金が動いて・・・こそ」と言う。

地元鳥取に「レガシー」を残そうという試みそのものが彼の答えになっている。そんな徳吉の料理を「料理通信」の君島佐和子編集主幹は「今回は食材の本質や局面に、より迫るような料理になった。よりそぎ落とされて次のステージに入った印象」と語った。

この1年あまりの間に父となり、病の宣告と手術を経た「今」の徳吉がそこにあった。そんな「奇跡の晩餐」は、明日あなたの前に供される。


※「奇跡の晩餐~ダイニングアウト物語~ 鳥取 八頭篇」より

テレ東プラス

最終更新:10/20(土) 18:30
テレ東プラス

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