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写真で見るJ-31、F-35の“模造品”と言われる中国のステルス戦闘機

10/21(日) 20:12配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

2014年、J-31が初めて一般公開された後、多くの人がF-35との著しい類似性を指摘した。

【全写真】写真で見るJ-31、F-35の“模造品”と言われる中国のステルス戦闘機

だが驚いた人は少なかった。なぜなら2009年、中国はF-35の設計に関する情報を盗み出したと考えられていたから。

だが最近、J-31に関する情報や話題はほとんど聞かない。

「原因の一部は、私の知る限りでは、人民解放軍空軍がJ-31をまだ1機も購入していないから」と戦略国際問題研究所(CSIS)のチャイナ・パワー・プロジェクトの研究員、マシュー・P・フネイリ(Matthew P. Funaiole)氏はBusiness Insiderに語った。

「2018年か19年に導入されると思われていた……。だが、それに関する話題はほとんどない」とフネイリ氏は付け加えた。

J-31とF-35を比べてみた。中国はJ-31をどうするつもりなのだろう?

(※全写真は記事上部のリンクからご覧になれます)

2012年に縮小モデルが公開された時から、F-35に似ていた。どちらもマルチロール戦闘機。

J-31の詳細仕様は不明だが、重量、高さ、全幅はF-35とほぼ同じ。

だがJ-31の最大離陸重量は5万6000ポンド(約2万5000キログラム)、最大航続距離は775マイル(約1200キロメートル)、一方、F-35の最大離陸重量は7万ポンド(約3万2000キログラム)、航続距離は約2200キロメートル。

最高速度はJ-31が勝っている。J-31はマッハ1.8、F-35はマッハ1.6。

J-31はエンジン2基、F-35は1基。

わずかに改良が加えられたJ-31のプロトタイプ(存在が確認されているのは2機のみ)は、2016年12月に初飛行。改良型のWS-13エンジンを搭載していた。

J-31には最終的にスーパークルーズが可能なWS-19エンジンが搭載され、F-35を上回る性能を実現すると言われている。

また12発の空対空ミサイルが搭載可能になる予定。F-35を上回る。

だがJ-31とは異なり、F-35はパイロットの認識能力を強化するさまざまなセンサー類を搭載、基本的にはターゲット情報を共有する空飛ぶデータハブとなる。

「J-31が、こうした多様な情報を優れたインターフェイスで提供していることを示すものはない」と最近、ポピュラーサイエンスは記した。「つまり、F-35は地平線の彼方から攻撃が可能、J-31はF-35の姿を捉えることはできないということ」。

J-31の用途は? 中国の軍事アナリストは、空母艦載機の主力であるJ-15のリプレース機となるかもしれないと述べた。

J-15は空母艦載機としては重量がありすぎ、信頼性が低すぎると考えられている。強力な空母艦隊を作ろうとしている中国にとって、大きなハードルとなっている。

[原文:9 photos of the J-31, China's copycat version of the F-35 stealth fighter ― here's how it stacks up]

(翻訳、編集:増田隆幸)

最終更新:10/21(日) 21:03
BUSINESS INSIDER JAPAN

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