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北朝鮮女性はどうやって稼ぎ家庭を支えているのか? 配給・給料ほぼゼロ 稼ぎの仕組みと女性の役割

10/23(火) 13:27配信 有料

アジアプレス・ネットワーク

◆シングルマザー・ヒャンミさんの場合
北朝鮮女性はどうやって稼ぎ家庭を支えているのか? 配給・給料ほぼゼロ 稼ぎの仕組みと女性の役割

市場で商売する女性が稼いで家庭を支える大黒柱。北部の恵山市で2013年8月撮影アジアプレス

北部の咸鏡北道(ハムギョンブクド)の都市部に住む取材パートナーのヒャンミさんは小学生の子供の母親でシングルマザーだ。夫と離婚した後も勤めには出ず普段は様々な商売をしている。例えば港町の清津(チョンジン)に行ってスルメなど魚介類を仕入れて貿易会社に売る。経済特区の羅先(ラソン)で中国から輸入された衣類や雑貨を買い付けて地元の市場の商人に卸す。

最近は携帯電話を使って情報収集して、より有利な仕入れ先と卸す相手を決める。以前は背嚢を背負って本人が直接商品を運んだが、数年前から各地を行き来するトラックや列車で荷物運びをしてくれる専門業者が登場し任せることが増えた。

やり取りするのは中国人民元が基本だ。商売で家を離れるときは母親が子供を見ている。商売の収入は月平均すると500元(約8500円)くらい。北朝鮮の地方都市では中ぐらいの収入だろう。四人家族が飢えることなく暮らせる金額だ。

彼女がしばしば不満を口にするのは学校のことだ。
「やれ暖房用の薪代だ、校舎の補修だ、軍隊支援だ、無償のはずの教科書を買えと、学校からお金を頻繁に要求されます。教師や役人らが給料では食べていけないので生徒の親にたかるのです」
ヒャンミさんはこう言う。 本文:3,893文字 写真:4枚

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