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ノーベル賞受賞で話題のキーワード「免疫療法」がネット検索にもたらす変化

10/23(火) 17:30配信

BuzzFeed Japan

よく知らない言葉を目にしたときに多くの人が頼るのが、ネット検索。最近では、本庶佑(ほんじょ・たすく)さんがノーベル医学生理学賞を受賞したことで、「免疫療法」という言葉が注目を集めた。

しかし、「免疫療法」という言葉は現在、一部のがんに対して効果が証明された治療と、そうでない治療について、混在して使われている。

この言葉が独り歩きすると、切実な想いを抱えた患者が、効果が証明されていないのに高額な「治療」に誘導されてしまうこともある。

ノーベル賞の報道前後で、実際に「誘導」は起こっていた。BuzzFeed Japan Medicalは「免疫療法」というキーワードを追った。【BuzzFeed Japan Medical / 朽木誠一郎】

報道後に「関心」が4倍以上に

ネット上の注目度を表す指標として、Google トレンドがある。検索エンジン最大手Googleが提供するサービスで、「特定のキーワードについての検索ユーザーの関心の推移」を確認できる。

「免疫療法」という言葉への関心の推移を確認してみる。日本において「免疫療法」という言葉は、ノーベル医学生理学賞が発表された10月1日、「人気度」がそれまでの4倍になった。

その後、関心は下がったが、9月22週と比較すると高止まりしている。このようにノーベル賞報道後、ネット上で「免疫療法」の情報の需要は増していた。

広告でファーストビューが埋まるGoogle

では、ネット検索結果はどうなっていたのか。10月22日時点のGoogleの検索結果は以下のようになっている。

画面に並ぶ項目のうち、一番上から3番目までは、表記にもあるように「広告」だ。

Googleが定めるアルゴリズムによって決まる「自然検索」の結果は、その次の「免疫療法:【国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ】」から。自然検索1~3位はいずれも国立がん研究センターの運営するページだ。

このページでは、「免疫療法」には本庶さんの研究成果が開発につながった「免疫チェックポイント阻害剤」のように効果が証明されているものと、そうでないものがあることを紹介している。

「自由診療で提供される免疫療法(広義)」では、「有効性(治療効果)が科学的に証明されていない免疫療法も多数」あるため、「慎重な確認が必要」として注意喚起をしている。

しかし、これら国立がん研究センターのすぐ下に表示されている検索結果は、別のクリニックの公式サイト。内容を確認すると、まさにセンターが注意喚起している「自由診療で提供される免疫療法(広義)」だった。

そもそも、国立がん研究センターよりも上に表示されていた「広告」の3件も、「自由診療で提供される免疫療法(広義)」だった。

このような免疫療法を提供するクリニックのひとつは、BuzzFeed Japan Medicalの取材に、以下のように回答している。

「標準治療(*)の科学的根拠程には及ばないのは確か」(*科学的根拠が証明された、現在利用できる最良の治療)

「治療効果についても標準治療より勝るものでも、それに代わるものでもございません」

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最終更新:10/23(火) 17:30
BuzzFeed Japan

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