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南青山に児童相談所の計画…住民が反発 東京・港区

10/23(火) 20:49配信

TOKYO MX

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 高級ブランドの店が多く集まる東京・南青山の街に、港区が児童相談所の建設を予定していることについて、一部の住民が強く反発しています。これに対し、港区の武井区長は説明を重ねて理解を求めていく姿勢を示しました。

 高級ブランドが立ち並び、都心の一等地として知られる港区南青山に、港区は児童相談所などが入る施設を総事業費およそ100億円をかけて建設する計画です。児童相談所が建設される予定の土地は、ブティックやカフェがすぐ目の前にある場所です。児童相談所の設置ということについては、街の人からも「子どもや家族を守るのは大事なこと。いいことだと思う」「今、子どもが体罰を受けたりといったいろいろな問題がある。なるべく近場にいろいろな施設があった方がいいと思う」などといった声が聞かれました。

 児童虐待が急増する中、賛成の声が聞かれる一方で、この計画を巡って区では“問題”となっています。10月に港区が開いた住民説明会で「青山に児童相談所を作る理由はあるのか。青山のイメージに合わない」「非行の少年を預かる施設とは聞いていなかった。不安だ」など、批判的な意見が相次いだのです。2日間にわたって開かれた説明会には150人以上の住民らが参加し、予定時間を超えて質疑応答が続けられました。

 区の説明が不十分だと訴えるのは、計画を疑問視する住民らでつくる「青山の未来を考える会」の佐藤昌俊副会長です。佐藤副会長は「建設用地が南青山5丁目に決定するまでのプロセスが不透明過ぎるのではないか」といいます。港区は2017年、国からこの土地を72億円で購入しました。しかし、佐藤副会長はなぜこの立地を選んだのか、そして他の場所と比較したのか、区民に説明がないまま計画が進んでいると強調します。佐藤副会長は「意思決定のプロセスをガラス張りにしてほしい。区民に主権がある。区は『自分たちが決めたことには全部従え』というような進め方では困る」と訴えます。これに対し、区側は「広く平坦で閑静な場所を探した時に、この場所が条件に合った」と説明しています。

 この問題を巡って、港区の武井区長は10月23日の記者会見で「若い人を地域全体で支えていくことが港区にも求められている。子どものためにも必要な施設。必要な場合があれば、私から説明することも考えたい」と述べ、理解を得られるように説明を続ける考えを示しました。

最終更新:10/23(火) 20:49
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