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“下北の鷹”岸本選手「東京五輪目指す」

10/23(火) 10:56配信

デーリー東北新聞社

 陸上のロンドン五輪男子400メートル障害代表の岸本鷹幸選手(28)=むつ市出身、富士通=が22日、同市内で取材に応じ、東京五輪出場へ意欲を見せた。日本選手権優勝5回を誇るハードル界の第一人者も、過去の五輪はロンドンが予選落ち、リオデジャネイロが国内予選で棄権と、共にけがの影響で“不完全燃焼”。30歳で迎える大舞台に向け、「今は練習の量より内容で最盛期の状態に持っていく知識がある。もちろん(東京五輪を)目指す。(予選を)走られれば出られる」と自信をのぞかせた。

 同日、母校の青森県立大湊高校で行われた創立70周年記念講演会で講師を務めた後、報道陣の質問に答えた。

 岸本選手は高校時代に同種目を始め、3年時の2008年は全国高校総体、国体の2冠を達成。法政大時代は11、12年と日本選手権を連覇したが、同年のロンドン五輪は左脚肉離れで無念の予選落ち。富士通所属後は13、14年と日本選手権優勝。同年はアジア大会でも準優勝し、巻き返しが期待されたが、15~17年は故障に悩まされ、「もどかしさがあった」という。

 しかし、今年6月の日本選手権で鮮やかに復活を遂げた。私生活では16年に結婚し、今年長女が誕生。「新しい“責任”ができ、自分にとっての何よりの励みになっている」

 講演では、後輩たちを前にアスリートの存在意義やこれまでの苦労話などを紹介し、「失敗が許される(若い)うちに、いろいろなことに挑戦してほしい」とエール。生徒からは「20年(の東京五輪)は応援したい」と逆に励まされた。

 当面の目標に、来年の世界選手権(カタール)を挙げた“下北の鷹(たか)”。「東京五輪につながっていく大会だけに、まずは最低限の記録を残す」と意気込んだ。

デーリー東北新聞社

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