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Jリーグに押し寄せる“クラブとスタジアムの一体経営化”の波 元ベイスターズ社長が語る経営構造改革

10/24(水) 12:10配信

VICTORY

サッカーJ1湘南ベルマーレの本拠地「湘南スタジアム」構想をめぐり、茅ヶ崎商工会議所をはじめとする地元経済界が誘致に向け動き始めたというニュースが報じられました。茅ヶ崎市のコミュニティホールでは先月21日、「湘南スタジアム茅ケ崎誘致シンポジウム」が開催され、誘致を求める請願の署名活動もはじまるなど盛り上がりを見せています。一方で現在の本拠地であるShonan BMWスタジアム平塚を有する平塚市の経済界も新スタジアムの誘致に名乗りを挙げており、茅ヶ崎と平塚両自治体の誘致活動に注目が集まっています。(文=VictorySportsNews編集部)

クラブとスタジアムの経営一体化の波

「今後Jリーグのクラブのスタジアムをどうしていくかは、ベルマーレだけではなく、J リーグ全体の課題でしょうね」

横浜DeNAベイスターズ初代球団社長で絶対不可能といわれていた横浜スタジアムとの一体経営を実現した池田純氏は、誕生から25年を迎えたいま、「Jリーグには“経営的な構造改革”がより一層求められている」と言います。

「ベルマーレの本拠地がどこになるのかも大切ですが、それ以上に考えなければいけないのが、“クラブとスタジアムの一体経営化”の波です。スタジアムという場所を最大活用して、フランチャイズ、ホームタウンとの接点を強め、クラブが主体的に収入を得ていく方法を探る。Jリーグは経営のネクストステージの波を見据えるべき段階にきていると思います。野球界では数年前から球団と球場の一体経営を進めたことで、野球人気が高まり、一気に独立健全経営の機運が進みました。Jリーグも、世界レベルの選手の獲得や、より一層の人気獲得、その大前提となるクラブ経営の健全経営化などを考えると、一気に経営の構造改革が進んでいくことが期待されているでしょう」

池田氏は自身のプロ野球球団の経営経験を引き合いに、クラブとスタジアムの経営一体化の重要性をこう指摘します。

「公表されているJクラブの収支構造を見てみると、スポンサーからの広告料収入の割合がかなり高くなっていると私は考えます。入場料収入とグッズ収入の合計でスポンサー収入に並ぶことができたのは、Jリーグで最も収入規模の大きい浦和レッズぐらい。2017年度の営業収入は、10年ぶりのACL優勝効果もあってJリーグ史上最高額の79億7100万円でした(※)」
(※浦和レッズ 2017年度の収入の内訳:
 ・スポンサー収入:31億9300万円
 ・入場料収入:23億3700万円
 ・グッズ収入:8億1300万円
 ・その他収入:16億2800万円)

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最終更新:10/24(水) 12:10
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