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【全文】身動きも許されず、殴る蹴るの暴行も…安田純平さんが機内で語った壮絶な人質生活と「韓国人」発言の真相

10/25(木) 12:27配信

AbemaTIMES

 内戦下のシリアで2015年6月に行方不明になったフリージャーナリストの安田純平さんが解放された。安田さんは日本時間の午前8時、トルコへと出発する機内で記者団のインタビューに応じ、ネットに投稿された動画での「韓国人」発言の真相や、身動きも許されず、暴行を受けたことなど、壮絶な人質生活について語った。

■妻には「ありがとう」「申し訳ない」と伝えた

安田純平氏(以下、安田):お騒がせしまして…。

ーー奥さまとはお話になれました?

安田:電話で話をしました。

ーーどんな感じ?

安田:予想以上にたくましく対応していたようなので、よかったなって。家族には“シリアに行く“ぐらいの話はするが、詳しい話はしていない。なので、こういうことがあると巻き込まれる状態なんですけど、そういう状態を受け止めてくれて、対応してくれて、ありがたいなと。

ーー奥様には何と伝えた?

安田:状況の話ばかりしていたんですけど、“ありがとう“という言葉と、“申し訳ない“という言葉を伝えましたね。これからがちょっと大変なので。全く状況が分からないので。これからどうしようかな、というのはあるんですけど、まあ、考えてもしょうがない。全く本当にわからないので、久しぶりの日本でうまいもん食いたいなということだけを、今考えようかと。

■「人生を悔やむ時間が多かった」

ーー4か月ぶりに戻る瞬間ですけど、この日がくると思っていた?

安田:殺されはしないと思っていたんですけど、いつまで続くのかという恐怖感はあって。人質状態で恐ろしいのが、いつ終わるのかわからない。終わらないかもしれないし、殺されるかもしれない。その状況でずっと新しい情報が全然入らないので、昔のことばっかり考えて、どうしてもネガティブなことばかり考えて。

何もできない状態なので、何であれやらなかったのかとか、本当に、ただ好きなコーヒーを淹れるだけの瞬間でも本当に素晴らしい時間だったのかなとか。何もできないのもあると思うんですけど、そういう時間をなんでもっと楽しまなかったのか、とか。もっと全力で仕事できることもあったのにな、とか。人間関係もそうですし、悔やむ時間がすごく多くて。悔やむことがあっても、やり直せれば反省につながるんですけど、やり直す時間が永遠にこないかもしれない。ずっと悔み続けるということですよね。本当につらかったですね。これは自分のこれまでの人生がダメすぎてそうなっているんですけど。

ーーこれからもシリアのこと伝えたいか?

安田:そうですね、どういう形でできるか、自分が入った頃と全く情勢が違ってしまっているので、どういう形なのかわからないですけど、捕まった中で勉強したこともありますし、シリア情勢というか、イスラムというのは違う感性であったりするので。そういう日本人とは違う感性、価値観だったり、共通する部分があったり。そういう部分というのが、この世界の中でどういう動き方をするのかとか。まず今は日本で何かしたいなという方が。

日本から離れている間、やっぱり、日本が好きだなということがあって。日本の食べ物であったり、そういうのをもっと楽しみたいな、という気持ちが強い。

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最終更新:10/25(木) 14:55
AbemaTIMES

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