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伊那市長谷の自動運転車実証実験 磁気マーカー埋設

10/26(金) 6:02配信

長野日報

 国土交通省が今年度、伊那市長谷の道の駅「南アルプスむら長谷」を拠点に行う自動運転の実証実験に向け、ルート上にある同市高遠町の白山トンネル内に磁気マーカーを埋設する工事が25日から2日間の日程で始まった。自動運転中の車の位置を補助するためのシステムで、市は「トンネル内を自動運行する実験は全国でも初めてではないか」と説明。改めて実証実験に期待している。

 自動運転は衛星利用測位システム(GPS)を利用して走行しているが、トンネル内はGPSの受信感度が低下する。磁気マーカーはこれを補助するため、マーカーから出る磁気を車載のセンサーで感知し、車の位置を補正する仕組みという。

 磁気マーカーは直径3センチ、高さ2センチの円筒形。全長約600メートルの同トンネルの両車線の中央部に2メートル間隔で出入り口付近を含めて約800個を埋め込む。ドリルで深さ3センチの穴を開けてマーカーを入れ、道路補修材でふさぐ。工事は片側交互通行にして26日まで行う。時間は午前9時~午後5時。

 白鳥孝市長は25日の定例記者会見で、「トンネルの中ではどのような課題があるのか、実際にやってみないと分からないこともある」と指摘し、実証実験に改めて期待を寄せていた。

 実験は中型バスで道の駅からJA上伊那東部支所までの往復約12キロのルートで、火曜を除く毎日3便を約1カ月運行する計画。時期は未定。定員は10人。乗車希望者は事前の利用登録が必要で、29日から道の駅のビジターセンター内にある運行管理センターと市長谷総合支所で登録の受け付けを始める。

 登録者にはICカードが交付され、乗降時に読み取り機にかざしてもらう。利用料金は無料・有料を含めて検討中という。今後の実用化に向けた参考にするため、アンケート調査に協力することなどが条件となる。

最終更新:10/26(金) 6:02
長野日報

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