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北海道の輝く星になれ 日ハム1位吉田 「投手陣の柱に」ファン期待

10/26(金) 11:01配信

北海道新聞

甲子園沸かせた秋田・金足農高エース 「雪に縁がある」

 「(将来は)日の丸を背負えるピッチャーになりたい」。25日に行われたプロ野球ドラフト会議で北海道日本ハムが1位指名した秋田・金足農高の吉田輝星(こうせい)投手(17)は同日、同校で会見し、プロ野球選手として、北の大地で活躍する未来に思いをはせた。

 今夏、甲子園の全国高校野球選手権大会で日本中を沸かせたシンデレラボーイの「運命の1日」。学校には全国から52社130人の報道陣が集まった。気持ちを静めるように大きく息を吸いながら会見場に姿を現したのは、全球団の1位指名選手が決まってから。率直な心境を問われ、「すごいうれしいです」と、やや緊張した様子で語った。

 当初は大学進学を考えていたが、8月の甲子園で取り巻く環境が一気に変わった。伸びのある直球を武器に強豪校を次々と破り、秋田県勢として103年ぶりの決勝進出を果たし「金農(かなのう)旋風」を巻き起こした。その後、高校日本代表に選ばれ、国際大会も経験したことで「いつかプロに」の夢を前倒しし、プロ志望を表明した。

 大舞台で好投を続けた強心臓の持ち主も、この日は「順位とかいろいろ考えた。早く決まってほしかった」と、不安を抱いて会議の行方を見守った。12球団最初の指名では名前を呼ばれず、再入札で日本ハムが単独指名した瞬間は、ほっとした表情を見せた。

 北海道の印象について聞かれると雪国育ちらしく「雪の質がいい。雪に縁がありますね」と答えた17歳。「たくさんの人に支えられてきた。プレーで恩返ししたい」と、次はプロの舞台で、名前のように、輝く星を目指す決意を見せた。

「球に魂を込めた投げっぷり」「ダルビッシュのような投手に」日ハム・ファン

 25日のドラフト会議で、北海道日本ハムが今夏の甲子園大会で準優勝した秋田・金足農高の吉田輝星投手との交渉権を獲得し、道内関係者から歓迎と期待の声が相次いだ。

 ドラフトの実況中継をラジオで聞いた日本ハムの後援会「熱援会」(札幌)の安川義徳さん(56)は「球に魂を込めたような投げっぷりは、今の日ハム投手陣にはないものがある」と評価。「(大リーグに移籍した)ダルビッシュ有投手のような投手陣の柱になってほしい」と期待を込めた。

 札幌秋田県人会事務局長の鈴木茂さん(75)は、秋田の特産品を販売する「あきた情報プラザ」(札幌市中央区)内でテレビ中継を見守った。「気持ちの強さがあるので、抑えにぴったり。北海道は秋田から近いので、地元からの応援も大勢訪れそう」と喜んだ。(荒谷健一郎、内山岳志)

最終更新:10/26(金) 11:18
北海道新聞

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