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私が「保守速報」を支援する理由 ブロガー市議の主張を聞く

10/27(土) 11:24配信

BuzzFeed Japan

まとめサイト「保守速報」は裁判で名誉毀損や差別などが認定され、収入源の広告はサイトから消えた。「存続危機」と言われる中、ある市議から「保守速報を支援する」との声が上がった。【BuzzFeed Japan / 播磨谷拓巳】

なぜ、支援するのか。名誉毀損や差別を問題とは思っていないのか。BuzzFeed Newsは本人に話を聞いた。

保守速報をめぐる経緯

まず、保守速報に何が起きたかを整理しよう。

保守速報は「政治、東亜ニュースを中心にまとめています」とTwitterのアカウントで説明している、いわゆる「まとめサイト」の中でも影響力が大きいことで知られ、フォロワーも6万人近い。

一方で、差別的な投稿や誤情報の配信も多く、たびたび問題視されてきた。

そんな中、在日朝鮮人のフリーライター李信恵(リ・シネ)さんが、ネット上の差別的な投稿を集めて編集した保守速報の記事で名誉を傷つけられたと、保守速報を運営する男性を相手に、2200万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。

2017年11月16日、大阪地裁は、名誉毀損や差別あったと認定し、運営者の男性に200万円の支払いを命じた。運営者側は控訴したが、大阪高裁は2018年6月28日、地裁判決を支持した。

高裁は「人種差別、女性差別に当たる内容を含む記事が多数存在している。不法行為は複合差別に根差すもので非常に悪質」と断じ、「記事掲載が執拗に繰り返され、多大な精神的苦痛を被ったと認められる」と指摘した。

判決と共に、サイトに掲載されていた広告の出稿主へ通報する「広告剥がし」の動きも広まった。広告は無くなり、保守速報は収入源を失った。

保守速報の支援に市議が声を上げる

福岡県行橋市の小坪慎也市議が、保守速報を支援すると自身のブログで表明したのは、地裁の賠償命令が出たとき。「保守速報に200万円の賠償命令~管理人、控訴を検討【言論の自由を守る人はシェア】」と題した記事で、こう書いた。

まずもって「保守速報」を支援する立場であることを、ここに表明させて頂きます。

それは”差別を応援する”意味ではない。また、冒頭で述べさせて頂きますが【差別とは何か】を、特定の勢力のみが決定できる立場こそがおかしい。

なぜ、裁判で差別を認定された保守速報を支援するのか。

取材を申し込むと、小坪議員から条件が出た。小坪議員が取材の模様をビデオで撮影し、記事よりも前に公開することや、取材者の名前を公開することなどだ。

小坪議員はその理由として、過去に捏造被害にあったというメディアへの不信感と、BuzzFeedがこれまで保守速報に対して批判的な記事を公開していることなどをあげた。議員としての自衛、という趣旨だった。

BuzzFeed Newsはこれらの条件を受け入れて取材をした。小坪議員は記事の事前確認は求めなかった。取材の動画は小坪議員が公開しており<https://youtu.be/kHp4IX5iccY>、取材の経緯は小坪議員がブログ<https://samurai20.jp/2018/10/buzzfeed/>にも公開している。

以下が取材でのやりとりを元にした記事だ。

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最終更新:10/31(水) 11:40
BuzzFeed Japan

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