ここから本文です

back number、京セラドーム大阪でドームツアー完結「また迎えに来るからね」

10/29(月) 0:30配信

エキサイトミュージック

back numberのドームツアー『back number dome tour 2018 “stay with you” supported by uP!!!』が、10月28日(日)京セラドーム大阪公演をもってツアーファイナルを迎えた。

【この記事の関連画像をもっと見る】

7月29日 ナゴヤドーム公演を皮切りに、8月11日・12日 東京ドーム、10月27日・28日 京セラドーム大阪の3会場・計5公演にわたって開催された、back number初のドームツアー「stay with you」。2日間で実に8万人を動員した京セラドーム公演の2日目、10月28日。清水依与吏(Vo,Gt)、小島和也(Ba,Cho)、栗原寿(Dr)のメンバー3人に、back numberのライブではすでにお馴染みのサポートプレイヤー、村田昭(Key)、矢澤壮太(Gt,Cho)、藤田顕(Gt)を加えた6人編成で舞台に登場。「瞬き」の雄大な音像から「SISTER」の晴れやかな高揚感へと流れ込んで、序盤から満場のクラップとシンガロングを呼び起こしてみせる。

「ツアーファイナル、会いたかったぞ京セラドーム!」という清水の叫びから、さらに「ARTIST」「青い春」とアグレッシブな楽曲を畳み掛け、客席の熱気を刻一刻と高めていく。

「作ってきた曲を一生懸命にやるだけなので……ダンサーとかは出てきません!(笑) みんなが踊ってくれればいいんじゃない?」と4万人の観客を笑いで包んでみせた清水。「(back numberは)『ちっちゃい歌』ばっかりでしょ? でも、俺たちの『ちっちゃい歌』がドームでどう響くか、確かめて帰ってもらえたらと思います。とにかく一生懸命作った歌、俺たち的には『こんないい歌ねえだろ!』って歌ばっかりなんで」という言葉に、歓声と拍手が広がっていく。

アッパーな楽曲でドーム一丸の一体感を生み出し、「エンディング」「ハッピーエンド」といったバラード名曲群で深く強く観客を惹きつけていく。そんなback numberのライブの魅力が、大舞台でよりいっそうダイナミックな訴求力をもって展開されていく。

「こうやって大きなところでできるのはすごいことだなと思って。心から感謝してます!」という小島の言葉からも、初のドームツアーの充実感が滲んだ。

ライブ中盤には、清水/小島/栗原のメンバー3人が通路を歩いてアリーナ後方のサブステージまで移動。それぞれバンド結成当初の楽器を用意して、インディーズ時代の楽曲「西藤公園」「重なり」を演奏するという一幕も見られた。清水が生まれて初めて買ったというテレキャスターに「ここに来れてよかったね」と話しかけるのを見て、すかさず「こんな素敵な場所で弾いてもらえるなんて……」と清水のギターの心境を代弁(?)する栗原――というスペシャルな場面の数々に、満場の観客はさらなる歓喜に沸き返っていく。

3人がメインステージに戻ると、巨大ビジョンにワンフレーズずつ詩が映し出されていく。この日のライブ終演後、実は作者が尾崎世界観(クリープハイプ)であることが明かされたこの詩が、「クリスマスソング」へ最高のバトンをつないでいたのが印象的だった。

「ヒロイン」「stay with me」と名バラードを立て続けに演奏した後、それまでのMCの調子とは一転して真剣な面持ちで、「ドームに立つのは怖いよ」と声を震わせながら語る清水。

「得意なことだけやれって言われたら、ライブはやらないと思います。でも、自分たちが一生懸命に作った曲だから、恥をかかせたくないし。俺たちは『何かを目指す』っていうんじゃなくて、一番いいと思う曲を、いいと思うライブをやるべきなんだと思う。それをきちんとやって……『飽きた』なんて言わせないよ! 『back numberやっぱり聴かずにいられないよな』と思ってもらえるようなことしかしないつもりで、そこに命を懸けていきますんで」

そんな宣誓とともに高らかに響かせたのは、back number史上最高レベルにパワフルで狂騒感に満ちたロックナンバー「大不正解」。「カモン!」という清水のコールに応えて、割れんばかりの手拍子がドーム一面に鳴り渡っていった。

「ありがとう! また迎えに来るからね!」という言葉とともに「スーパースターになったら」で圧巻の4万人大合唱を巻き起こし、「愛してるぞ!」の清水の叫びで本編を締め括ったback number。

アンコールでは「緊急告知」と題して、2019年4月から全18箇所・36公演の全国アリーナツアーの開催を発表すると、客席からはひときわ熱い歓喜の声が沸き起こった。「後悔させない1日にするんで!」と次回ツアーへの意欲を清水が語り、「ネタンデルタール人」でさらに会場の温度を高めたところで披露されたのは、ドラマ主題歌としてオンエア中の新曲「オールドファッション」だった。切ないメロディを歌い上げる清水の歌が、サポート陣まで含め6人一丸となった豊潤なアンサンブルとともに、ドームの隅々にまで優しく広がっていく。「また大事な曲が増えたんで。よかったら聴いてやってください」と語りかける清水の万感の表情に、熱い歓声がドーム狭しと広がった。

「改めて思うことは……今日この素敵な場所に、ただの人間のまま、くそダサいバンドマンのまま連れてきてくれて、ありがとうございました!」

バンドの足跡を支え続けてきたファンへの心からの感謝を伝える清水の言葉が、続く「ささえる人の歌」の歌声とともに客席を力強く包み込んでいく。

ラストは「高嶺の花子さん」で見果てぬクラップと合唱の輪を生み出して完全燃焼。すべての音が止み、手を取り合って一礼する6人の姿に、惜しみない拍手と感謝の声が降り注いでいった。                                          (取材・文:高橋智樹)

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ