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元・阪神スカウト菊地氏「OBとして腹が立った」 外野手指名が続くチーム事情とドラフト戦略に憂い

2018/10/28(日) 7:16配信

AbemaTIMES

 阪神スカウト時代に井川、赤星、鳥谷ら名選手を担当した元スカウトの菊地敏幸氏(68)が、25日に行われたプロ野球ドラフト会議の結果を受け、古巣を愛するがゆえに阪神の現状を憂い「ドラフトに入る以前の問題。OBとして腹が立った」とチームのドラフト戦略に苦言を呈した。

 菊地氏は10月27日に行われた六大学野球秋季リーグを中継していたAbemaTVに解説として登場すると、2日前に終了したドラフト会議における阪神の結果について、次のように振り返った。

 「1巡目指名の藤原、辰己の両選手を抽選で外した時点で厳しいドラフトとなった」

 まずはそのように評した菊地氏は「今回のドラフトと少し離れてしまうが」と断りを入れると、ここ数年のドラフト戦略における球団方針と現在のチーム状況について次のように続けた。

 「1位指名の近本光司外野手(大阪ガス)選手がどうというよりも、球団のドラフト方針に現在のチーム状況が表れている。11年のドラフト1位で当時慶応の伊藤隼太外野手、さらに15年の1位で当時明治の高山俊外野手を指名した。高山選手に関しては入団1年目にあれだけ打って結果を残し、ポジションを獲ると思われたが伸び悩んでいる。その結果、ここ7、8年の間、外野手の即戦力を指名しなければならない状況が続いている。そのこと自体がチームとしては問題。いつまでも福留や糸井に頼っているわけにもいかない」

 気になるのはチーム状況だけではない。その指摘は、今回のドラフト戦略についても及んだ。

 「藤原、辰己選手の評価はどうだったのか。阪神ということもあり知名度で大阪桐蔭だったのか。結果論になるが、辰己選手を一本釣りすることもできた。近本選手には申し訳ないが、彼は本来であれば2位で獲りたかった選手のはず。2巡目以降のウエーバーを考えれば、阪神は楽天に次ぐ2番目。であれば、藤原、辰己選手の二人を外した時点で頭を切り替えて、1巡目指名では梅津(東洋大)などの即戦力投手、2巡目に近本選手という選択もできた。下手ですよね。十分なシミュレーションができていなかったのかな……OBとしては腹が立ちますよ。ドラフトに入る以前の問題です」


 この意見に対して視聴者からは「1位で根尾、2位で梅津を獲得した中日は巧かったな」という声が上がっていた。

最終更新:2018/10/28(日) 7:16
AbemaTIMES

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