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鎮痛剤は必要?「腰痛」の最新対処法

10/28(日) 12:35配信

All About

◆最新のエビデンスに基づく腰痛対処法とは

2018年にThe Medical Journal of Australiaにて最新の腰痛(非特異的腰痛)のマネジメントの方法がまとめられました。これまでの報告から大きく変わった点はありませんが、最新の腰痛のマネジメント方法を、エビデンスに基づいて改めて解説します。

◆まず判断すべきは腰痛の種類

腰痛というのは幅広いものです。腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアなどが原因で足のしびれなどを伴う腰痛が生じることもあれば、圧迫骨折などによって腰痛が生じることもあります。

自分の腰痛が、何が原因で生じているか。まずはそれを正しく知る必要がありますが、一般の方がご自身で判断するのは難しいでしょう。そのためにも、まずはしっかりと医療機関を受診することが大切です。そこで、圧迫骨折や重度のヘルニアが見つかった場合は、専門医や理学療法士の指示に従って適切な治療を受ける必要があります。

しかしながら、腰痛の85%は原因不明と言われています。医療機関を受診してMRIやレントゲンを撮っても、原因がはっきりしない場合が多いのです。その場合でも、少なくとも腰痛の原因が骨折や神経の圧迫ではないとわかることは重要です。このような原因不明の腰痛を、専門用語では「非特異的腰痛」と言います。ここではわかりやすく「深刻ではない腰痛」と呼んで、解説を進めます。

◆非特異的腰痛・深刻ではない腰痛の場合、安静は禁物

「深刻ではない腰痛」だった場合、最初にやるべきは正しい知識を知ることです。私は医療機関で実際に多くの腰痛患者さんと関わっていますが、腰痛になると、必要以上に痛みを恐れて仕事を休んだり、さらにベッド上で一週間以上寝たきりの生活を送ったりする人も少なくありません。

しかしながら、世界の腰痛のガイドラインや論文では、深刻ではない腰痛に対しての最初の治療(アドバイス)は、「Stay active=できる限り動くように」が常識です。まずはこのアドバイスも含め、正しい知識を知ることが重要です。

医療機関に行けばこのようなアドバイスをしてもらえると思いますが、ここでもぜひ頭に入れておいてください。深刻ではない腰痛に対して、必要以上の安静や休息を取ると、逆に状況を悪化させてしまう原因になります。

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最終更新:10/28(日) 12:35
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