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長谷部健渋谷区長が緊急コメント ハロウィーン騒ぎ「到底許せるものではない」 /東京

10/29(月) 17:41配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 ハロウィーン直近の週末となった10月27日夜から28日未明にかけて、渋谷駅周辺で一部の来街者らによる犯罪・迷惑行為が問題となる中、長谷部健渋谷区長が29日、「10月31日のハロウィーンに向けたお願い」として緊急コメントを出した。(シブヤ経済新聞)

ハロウィーン当日、渋谷スクランブル交差点の様子(昨年)

 23日にも会見を開き、「節度を持って行動を」と呼び掛けた長谷部区長は、複数の逮捕者が出ていることや被害届が出されていることなどを受け「大変憤りを感じている」と遺憾の意を示し、「区としても警察との連携を改めて強く進めていく」と、ハロウィーン当日の対策を強化することを明らかにした。

 「犯罪に至らなくとも、ルール、マナー違反をしている人たちの様子も多く報道されている」と続け、「そのような人たちは、渋谷を愛し、この街を誇れるものにしていく思いのない人たち」と、ルールを守り渋谷で「健全に」ハロウィーンを楽しむ人や清掃活動を続ける人たちとの違いを指摘。「努力や思いを踏みにじる一連の行為は、到底許せるものではない」と断じた。

 年末年始やサッカー日本代表戦開催時にも多くの来街者が集まる渋谷エリアでは、当日が金曜だった2014年の盛り上がりが話題になって以降、仮装した人たちが自然発生的に集まるように。区が主体となったイベントは行っていないものの、センター街を中心に歩行も困難になるほど人が密集するようになったことから、2016年からは警察の協力の下、文化村通りや道玄坂を一時的に交通規制することで混雑緩和も図ってきた。

 同じ頃から、仮装している人を見たり写真を撮ったりするために街を訪れる人も増え、けんかや痴漢などの犯罪・迷惑行為や改造車・暴走車両が集まるなどの騒音問題も発生。区では安全対策を「重大な課題」に掲げ、今年は渋谷区観光大使・ナイトアンバサダーでラッパーのZeebraさんも同席し、区長自ら声明を発表することで来街者の「モラル・マナー」に訴え掛けていた。

 2015年からは、ハロウィーン前の週末や当日、渋谷区が実行委員会と共同で取り組む「渋谷ごみゼロ大作戦」も展開し、駅周辺各所にゴミを捨てるエコステーションを設置。着替えやメークなどで駅や施設のトイレを使うのはマナー違反として、フィッティングルームや仮設トイレも用意するなど対策を講じてきたが、「看過できない状況が続いている」と根本的な解決には来街者のモラルに訴えるしかないのが現状だ。

 週末の騒ぎを受け、区には苦情も多数寄せられているといい、会見に続き改めて区長がコメントを発表することを決めた。「重ねてのお願い」として、ハロウィーン当日には「決して周囲に迷惑をかけることなく、モラルやマナー、法令を守り、健全に楽しんでほしい」と訴えている。

 区の要請を受け、ドン・キホーテや周辺のコンビニ各店では、割れると危ないことなどからアルコール瓶の販売を自粛。27日~29日にかけて行われたボランティアによる早朝清掃は、ハロウィーン翌日の11月1日8時~12時にも実施する。

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