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茅ケ崎市の消防士を逮捕 接骨院通院水増し保険金詐取で県警

10/29(月) 21:25配信

カナロコ by 神奈川新聞

 交通事故に伴い接骨院に通院した日数を水増しして保険金をだまし取ったとして、神奈川県寒川町で接骨院を経営する男と通院患者が逮捕された事件で、神奈川県警交通捜査課と平塚署は29日、詐欺の疑いで新たに茅ケ崎市消防本部の消防士(37)=寒川町=を逮捕した。一連の事件での逮捕者は9人となった。

 県警はこれまでに同容疑で接骨院経営の柔道整復師(77)=同罪で公判中=や、20~60代の患者の男7人を逮捕していた。保険金の算定基準となる通院日数を水増しする手口で、不正に損害保険会社から保険金を詐取していたという。被害額は計約1400万円に上るとみられる。

 消防士の逮捕容疑は、柔道整復師と共謀して交通事故による治療のため2015年12月~16年3月まで同接骨院に通院した際、実際には28日間の通院日数だったのを42日間と偽り、慰謝料や通院交通費、施術費名目で保険金約71万円を詐取した、としている。調べに対し、消防士は「身に覚えがない」と容疑を否認している。

 同課などによると、逮捕された患者の中には、交通事故でけがを負った際、加入する保険の担当者の男=同容疑で逮捕=から「行かなくても行ったことにしてくれる」と同接骨院を紹介されて来院したケースもあった。柔道整復師は、逮捕後の県警の調べに対し「1994年の開院以来、延べ約1万3500人の患者に施術したが、その約半数で水増し請求をしていた」と供述。起訴後の神奈川新聞社の取材に対し、「特殊な治療していたら警察から水増しの不正を指摘された。今は一切不正はしておらず、申し訳ないことをした」と話した。

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 茅ケ崎市消防本部は、詐欺容疑で消防士が逮捕されたことについて「報道をみて驚いている。事実関係を確認中」とコメントした。

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