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パナソニックって何の会社?創業100周年で出した答えとは…

10/31(水) 16:10配信

BuzzFeed Japan

パナソニックは、創業100周年を記念した「クロスバリューイノベーションフォーラム」を10月30日から11月2日まで東京国際フォーラムで開催する。初日には津賀一宏社長の単独基調講演が行われた。

津賀社長の講演は「パナソニックとは何者なのかということを、ずっと自問自答してきた」という告白からスタートした。【BuzzFeed Japan / 阿部夏子】

家電だけで暮らしを変えるのは限界

「単に事業としてうまくいっていればいいというわけではなく、社会において何の役に立てているのかが大切。

しかし、創業100周年を迎えた今、このトンネルを完全に抜けることができました。パナソニックという会社は『くらしアップデート業』を営んでいる会社です」

パナソニックは、家電の会社としてスタートし、人々の暮らしを良くしたいという想いのもと、事業を展開して来た。しかし、人々の生活が多様化する現代において、家電だけで暮らしを変えるのは無理だという考えに至ったという。

「今日より、明日、明日より明後日、少しでもいい暮らしを作り上げて行くこと。

この想いは、創業当時も今も、未来も決して変わらない。暮らしは家の中の暮らしだけを指しているわけではない。

人はもともと多様であり、今はそれが解放されている時代。

前の時代は生活者をマスと捉えて、生活をアップグレードするために、大量生産をしていた。一人一人に対応するという概念は持ち得なかった。

しかし実際には、今日聞きたい音楽と明日聞きたい音楽は違うし、食べたいものも毎日違う。日が変わるごとに更新し続けることが求められます。

若いときには加速が素晴らしい車欲しかったが、年齢を重ねたらコンパクトな車が欲しくなる。住まいも3LDKから1DKがちょうど良くなる。我々が目指すのは、アップグレードではなく、アップデートです」

中国企業と組むことでスピードもクオリティもアップデート

では、実際「くらしアップデート業」とはどのような事業を指すのか。

アリババのジャック・マー氏が首席を務め、非常に厳しい条件をクリアした企業のみが加入できる「中国企業家クラブ」での取り組みを例に挙げる。

パナソニックは日本企業として唯一、同クラブに加入している。

「ハードな環境下でも、快適に暮らせるプレハブハウスの開発を進めています。現在、建築現場などで作業員が生活しているプレハブハウスは、使い捨てでその環境も劣悪です。価格感はそのままで、快適で品質が良いものを提供することで、暮らしの時間をアップデートします」

ポイントは他社との協業にある。

「様々な企業と手を組むことでアップデートのレベルや範囲を拡張できます。自社だけで完結させようという考えでは、生き残れないでしょう。中国企業と組むことで、スピードもクオリティもアップデートできるだけでなく、ターゲットとする生活者の範囲も広がります」

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最終更新:10/31(水) 16:10
BuzzFeed Japan

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