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「年収200万円でも知らねえよ、だけど…」ホリエモンが“生き方のアップデート”を訴える理由。

10/31(水) 11:09配信

ハフポスト日本版

ホリエモンこと実業家の堀江貴文さんが10月27日、主演ミュージカル「クリスマスキャロル」の製作発表記者会見を開いた。

(写真)ミュージカル衣装の堀江貴文さん

この作品は、2010年に堀江さんが初主演を務めており、今回は再演となる。

ミュージカルを見ながらフルコースディナーを食べられたり、出演者と交流ができたりする席も用意した。堀江さんと同じテーブルに座れるVIP席は15万円。

今までの演劇の常識を覆すような、とても挑戦的な内容になっている。

「チャレンジングな演劇をやる」と意気込むが堀江さんは、なぜビジネスの領域からエンターテイメントの領域へと挑戦を続けるのか?どんなことを伝えたいのか?本人に聞いてみた。

ーー2018年はR-1グランプリ出場やミュージカルなど、エンターテイメント領域の活動が目立ちますが、どんな意図があるのですか?

R-1とミュージカルが重なったのは、たまたまです。

でも、僕の活動がエンタメ寄りになっているのは意図があります。

生きるために働く時代は既に終わり、現在は働くために働いてしまっている。

今後AIやロボティクスが発達し、人間が行う、いわゆる「仕事」は無くなっていきます。

仕事というやるべきことがなくなった結果、人々の関心はエンタメに向かうと思います。

ーーだから今、エンタメなんですね。

JリーグのアドバイザーやBリーグのイノベーターを引き受けたのも、キングオブエンターテイメントのスポーツは今後伸びると思ったからです。

このような背景から、トッププロだけじゃなく、アマチュアの人たちでもエンタメに挑戦できるんだという文脈を作っていきたいです。

だから、役者としては素人の僕がミュージカルをやることに意味があると思っています。

ーー堀江さんだからこそということですね。

「素人の僕でもここまでやれる」ということを示すことで、一般の人たちに「自分もできるかも」と思ってほしい。

ずっと、世の中の人たちの生き方をアップデートすることを考えているんですが、そのきっかけのひとつです。

ーー「生き方のアップデート」ですか?

そう。何をすれば、みんなの生き方はアップデートされるのか、より良い人生を歩めるのかをすごく考えています。

その結果、「行動する」ことが大事だという結論に至りました。

今までと同じことを毎日やっていると老化しやすくなったり、ボケやすくなったりする。

だから、ちょっとだけのチャレンジでいいから、昨日の自分と違うことをしようと伝えたいんです。

ーーチャレンジの重要性を伝えたいということですね。

僕も日々チャレンジしているけど、もっとわかりやすく挑戦しないと人々に伝わらない。

その一環として、今年はR-1やミュージカル、フエルサブルータ(体験型エンターテイメントショー)の「ランニングサムライ」という3つの大きな挑戦に取り組みました。

みんなに「行動する」ことを見せたかったのです。

ーーなぜ、「生き方のアップデート」を考えるようになったのですか?

社会は不安定化するから、不安定化しないようにするというのがひとつのモチベーション。

今、会社や家族は居場所になっていますが、これからは会社にいられなくなり、家族も今のような形ではなくなる。

「仕事」が無くなる中で、やることがなくなると人間は苦しいんです。

ーー安定化には何が必要でしょう?

会社や家族といった安定空間が無くなると、何をやっていいかわからなくなるのです。

このような中で、旧来の価値観のままで生きているとやさぐれてしまうと思います。

例えば、「年収200万円しか稼げない」という人がいる。

でも、年収200万円は月15万円以上。月15万円以上あれば、家や車を買ったり家族を養ったりということを考えなければ、十分楽しめると思う。

だからそうすればいいのに、それができないのです。

旧来の価値観で考えてしまって、劣等感を感じるからです。

ーー多くの人が旧来の価値観に縛られてしまっていると思います。

だからこそ、生き方をアップデートする必要があります。

様々なタイプの生き方があっていいような世の中を作りたいです。

ーー堀江さんは「年収200万円しか稼げない...」と言っている人に「知らねえよ」と言うようなイメージでした。

知らねえよと思っていますよ。

自分の責任だよとも思っている。

だからといって、僕が何もしなければ社会は不安定化していく。

社会が不安定化すると不満分子が溜まってテロとかが起こる。

「自分は悪くない。悪いのは社会だ」という考えになるからです。

僕もターゲットになりかねない。

それが嫌なんです。(笑)

表向きには「自己責任だ」と言いますけど、仕組みは整えたい。

その先駆けとして、「こういう感じでできるよ」というのを見せるために、僕は挑戦を続けます。

*「クリスマスキャロル」は、12月12日~12月16日の期間で、東京キネマ倶楽部で開かれる。

那須遼大

最終更新:10/31(水) 11:09
ハフポスト日本版

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