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日ハム柿木、中日根尾、巨人横川はどんなボールを投げる?大阪桐蔭投手陣の球質データを一挙公開!

11/1(木) 11:01配信

Baseball Geeks

プロ野球ドラフト会議を終えて一週間が経った。今回大きな注目を集めたのは、甲子園で春夏連覇を果たした大阪桐蔭高校の選手たちだった。高校としては史上最多タイとなる4人が指名を受け「最強世代」の名にふさわしい締めくくりとなった。今回は、そんな大阪桐蔭高校の選手のうちプロから指名を受けた柿木投手(日本ハムより指名)、根尾投手(中日より指名)、横川投手(巨人より指名)の3投手の球質データを紹介していきたい。

強さの秘訣あり!?多彩な球質の投手陣

早速3投手のストレートの球質を見てみたい。今回も「ボール変化量」という指標を使って球質を分析していく。これはこれまで主観的だった「球質」を「金足農・吉田投手のボールはプロ投手より〇cmノビている」「大阪桐蔭・根尾投手はシュート成分が〇cmと少ないカット系のストレートだ」のよう客観的に表現できる指標だ。3投手のストレートをプロ投手のデータと比較してみる(図 ※横川投手は左腕のため横変化を反転)。

柿木投手のストレートは3投手の中でホップ成分(縦の変化)が最も大きな球質だ。ホップ成分が大きな速球は打者が「ノビ」を感じやすく、すでにプロ平均とほぼ同じ数値であった。根尾投手のストレートはシュート成分(横の変化)が小さい。ややカットボールに近い変化のストレートで日本人メジャーリーガーだとダルビッシュに近い球質であった。
横川投手のストレートはホップ成分が非常に小さい「沈む」タイプのストレートだ。また、非常に特徴的なのが横の変化だ。実はほとんどの投手のストレートがシュートしている。しかしながら、横川投手のストレートはシュートせず、むしろスライド方向に変化している。見慣れない軌道で打者に向かう非常に特殊な球質と言って良いだろう。

大阪桐蔭投手陣今後の成長は?

それぞれ非常に特徴的な3投手であったが、彼らの今後の成長のポイントを考えてみたい。球質データをさらに細かく見てみよう(表)。

<根尾昂>
回転数が最も多かったのは根尾投手だった。以前の記事でも紹介したように、根尾投手は球速や回転数に大きなポテンシャルをもつ。回転軸角度が大きく(よりバックスピン)なれば、ホップ成分はさらに大きくなりプロでも空振りを量産できるようになるだろう。

<柿木蓮>
回転軸角度が最も大きいのが柿木投手だ。回転軸角度が大きく綺麗なバックスピンに近いと、多くの揚力を獲得することが出来る。現状ではホップ成分はプロ平均程度であるものの、回転軸は綺麗なため、このまま身体ができて球速や回転数が高まると非常に「ノビ」の大きなストレートを投球できるだろう。現阪神藤川のようなストレートを目指せる資質を持つ投手だ。

<横川凱>
横川投手は回転軸角度が小さく、ジャイロ回転に近い回転のストレートを投球している。非常に特殊な変化で、ゴロを量産できるような球質である。空振りを量産するようなボールを目指すのか、このままグラウンドボーラーを目指すかで育成は大きく変わりそうだ。左腕、身長190cm、特殊な球質と非常に希少性の高い素材であるため、どのような投手になるのか楽しみだ。

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最終更新:11/1(木) 11:01
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