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百十四銀行 会長辞任を専門家はこう見る…女性行員への不適切行為を制止できず

11/1(木) 18:17配信

KSB瀬戸内海放送

 10月29日、百十四銀行は「一身上の都合により会長が辞任する」とホームページ上にプレスリリースを発表しました。理由は、会食の席で取引先が女性行員に不適切な行為をしたのを制止できなかっためとしていますが、詳細はまったく分かりません。
 地方銀行のトップの辞任劇。一体何があったのでしょうか?経緯を専門家の意見を交えて振り返ります。

減給処分後、社外役員からの指摘で再調査

 問題となった会食は、今年2月に開かれ、会長と男性執行役員、そして女性行員が参加しました。「取引先が女性行員に不適切な行為をしたため、会長は制止しようとしたが制止できなかった」としています。

 その後、社内通報によって事態が発覚。社内調査の結果、会長と、出席した役員を減給処分にすることを社内役員のみの合議で決定しました。
しかし、社外役員からの指摘によって第三者の弁護士が再調査を行いました。

“不透明”な第三者委…コーポレートガバナンスの専門家は

 コーポレートガバナンス(企業統治)について研究する香川大学法学部の溝渕准教授は、こう指摘します。

(香川大学法学部/溝渕彰准教授)
「通常は内部調査で不十分であれば、外部の、例えば弁護士等を交えた第三者委員会を設置する。そこで設置したということをプレスリリースで発表して、どういう目的で設置されたのか、また構成員はどうなのか、会社との独立性はあるのか。そういうことを丁寧に投資家株主に対して説明するのが通常のケースだと思います」

 弁護士は、会食の設営や不適切行為を制止できなかったことを問題視し、10月28日の臨時取締役会で会長が辞任を申し出てそれを受理したということです。

(香川大学法学部/溝渕彰准教授)
「辞任とおっしゃるんですけど、相談役として残留するという形で代表取締役を辞任するということなので。責任を取るといっても、これは退職金が払われているかどうかってのは1つの問題になると思います」

 2度目の調査は、第三者の弁護士が行ったと話していますが、誰が、何人で、何を調査したかも分かりませんし、退職金について問い合わせたところ「個人情報のためお答えできません」と支払われたかどうか明らかにしていません。

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最終更新:11/1(木) 18:34
KSB瀬戸内海放送

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