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ありがとう、そして未来へ スキマスイッチが横浜アリーナライブ 11月10、11日

11/1(木) 12:52配信

カナロコ by 神奈川新聞

 デビュー15年を迎えた二人組音楽ユニット「スキマスイッチ」が11月10、11日にデュオ単独としては初めて横浜アリーナ(横浜市港北区)でライブを開く。「見終えた後に、会話が弾むような演出を考えている」という二人。ボーカル・ギターの大橋卓弥(40)は「集大成を見せたい」と意気込む。

【スキマスイッチ】アビー・ロード・スタジオ前の横断歩道を渡る二人

 別れを描いた「奏(かなで)」は今では門出の曲として、結婚式でも歌われるようになった。生み出す苦しみをつづった「ボクノート」は模索する日々の支えになったと共感を集めた。活動を続ける中で、音楽は聴き手が育て、成長を続けると知った。

 編み上げた音、言葉を“音楽の花束”として届けたい。そう願い生まれたのがアルバム「スキマノハナタバ」だ。収めた13曲はこれまで発表した作品の中から「記念日に贈りたい。聴きたい」と思う曲を二人が選んだ。

 続く日々。愛し続けることを誓う「未来花(ミライカ)」は「万人に届く」と世に送り出した自信作。大切な曲を新しい光で照らしたいと、今年1月のレコーディングは、憧れのザ・ビートルズが使用した、ロンドンの「アビー・ロード・スタジオ」で3日かけて実施した。

 ビートルズが制作風景を公開した映像で様子を知っていたが、訪問するのは初めて。第2スタジオに続く階段を下りる時は「ここで4人が音楽を作ったのか」とぞわっとした。

 穏やかな常田真太郎(40)のピアノの音、両手で抱き締めるような大橋の歌声が印象的な「未来花 for Anniversary」は、ビートルズ好きで知られる所属事務所の特別顧問・森川欣信(66)がアコースティックギターを持ち、大橋のボーカルディレクションを務めた。大橋は「僕らにとっての聖地で、お世話になってきた森川さんと一緒に作品を作ることができた。少しは恩返しになったかな」。常田は「ロンドンでレコーディングをするということが決まり、その場所がアビー・ロードになったのは運命的なこと。いろんなパズルが組み合わさって新しい『未来花』が生まれた」と思いを込めた。

 休憩中は、ビートルズがアルバムのジャケット写真を撮影し、世界一有名になった横断歩道を渡った。2階建てバスが走る生活道路だが、世界中からやって来るファンのため、撮影者がいると車が一時停止する様子を見て、大橋は「普通の場所を、聖地に変えたビートルズはすごい」と改めて感激した。

 来年は、デュオ結成20年の節目を迎える。横浜アリーナのライブについて常田は「ファンの方に『ありがとう』を伝えたい。そしてこれから先のスキマスイッチの活動につながる新しい面を見せたい」と未来を見詰めた。

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