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飲酒で拘束されたJAL副操縦士、29日に判決 国交省は基準強化

11/2(金) 19:35配信

Aviation Wire

 日本航空(JAL/JL、9201)は11月2日、ロンドン・ヒースロー空港で現地警察による検査で基準を超えるアルコール値が乗務前に検出され、現地時間10月28日(日本時間29日)に逮捕された男性副操縦士(42)に対する判決が、11月29日に言い渡されることを明らかにした。

 副操縦士による会社への説明では、現地時間27日午後6時ごろから出発時刻20時間前までに、ワイン2本とビール5本を滞在先のホテルで飲んだ。乗務する28日に社内で実施されたアルコール検査ではアルコールが検出されず、同乗する機長2人も異常を感じなかったという。

 ところが、パイロットを航空機へ送迎するバスの運転手が副操縦士からアルコール臭を感じたため、現地警察が検査を実施。英国の規定値0.09mg/lに対し、約10倍の0.93mg/lと、規定を大きく超えるアルコール量が呼気検査で検出され、血中濃度検査でも規定値の200mg/lの9.5倍にあたる1890mg/lのアルコールが検出され、身柄を拘束された。

 JALによると、副操縦士が社内検査で使ったアルコール感知器は正常に作動していたことから、検査が不正に行われた可能性があるとして、所定のやり方で息を吹き込まないと作動しない新型感知器への交換を前倒しする。

 航空各社で飲酒トラブルが相次いでいることから、国土交通省航空局(JCAB)は1日に国内の全航空会社に対し、飲酒トラブルを防ぐ対策を報告するよう求めた。また、日本の航空法にはパイロットの飲酒量に関する規定がないことから、飲酒に関する基準の強化を図る。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:11/2(金) 19:35
Aviation Wire

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