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サウナーが言う「ととのう」ってどういう状態?「最強の温泉習慣」著者のドクターに聞いた

11/2(金) 12:00配信

新R25

最近、若いビジネスパーソンの間でブームになっている“サウナ”。ただ、熱狂的な愛好家が存在する一方で、まだそのよさを理解できないR25世代がいるのも事実。

そこで11月の特集「サウナ、イカナイ?」では、さまざまな角度からサウナの魅力を徹底解剖していきます!


第1回の記事では、“言葉のプロ”である編集長たちの力のこもったプレゼンにより、いきなり奥深いサウナの魅力を知ることができました。

しかし、サウナ初心者がまだ理解できずにモヤモヤしているのは、サウナーたちが口を揃えて言う「ととのう」という言葉。

これ、医学的にはどういう状態なんでしょうか? 『医者が教える最強の温泉習慣』(扶桑社)の著者で国際医療福祉大学病院の医師・一石英一郎先生に解説してもらいました。

「ととのう」は脳内ホルモンが大きく変動する「ランナーズハイ」のようなもの!?

編集部・N:
サウナーの間では、高温のサウナと水風呂に交互に入って体験するなんとも言えない「悦に入る状態」を「ととのう」と言うらしくて、「恍惚」や「トランス」状態に例える人もいます。

「ととのう」を医学用語で表すと何と言いますか?

一石先生:
医学用語ではありませんが、メディテーション、つまり「瞑想」あるいは「ランナーズハイ」の状態に近いかもしれません。

医学的には、脳内ホルモンが大きく変動するような生理学的変化が起こっている可能性があります。

編集部・N:
具体的には脳内や身体がどうなっている状態ですか?

一石先生:
脳波のアルファ波やシータ波が出ている状態、ランナーズハイの状態でいうと快楽物質の血中βエンドルフィンが上昇していると想定されます。

編集部・N:
快楽物質! ほかにも何か物質が出ているのでしょうか?

一石先生:
ある実験で、動物をサウナ状態の中に入れると脳内セロトニンやオキシトシンが大きく変動したことが解明されています。

脳内セロトニンは、人間の場合ですと座禅などの「瞑想状態」で上昇するとも言われています。

編集部・N:
セロトニンって日光を浴びると増えると聞いたことがあるのですが、瞑想状態でも上昇するんですね。

「オキシトシン」とはどんな物質ですか?

一石先生:
オキシトシンとは一般的に「幸せホルモン」と呼ばれているもので、脳科学者・中野信子先生の著書『シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感』(幻冬舎)によると、男性では射精の瞬間、女性では子宮頚部を刺激されると分泌されることが分かっているそうですよ。

編集部・N:
おお、まさに「恍惚」状態と同じですね…

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最終更新:11/2(金) 12:00
新R25

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