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濁流を生き延び お帰り、リーフ 倉敷・真備の施設で利用者が馬を出迎え

11/2(金) 0:07配信

山陽新聞デジタル

 西日本豪雨による濁流を奇跡的に生き延びたミニチュアホース・リーフ(9歳、雌)が1日、浸水被害から復旧した介護老人保健施設・ライフタウンまび(岡山県倉敷市真備町箭田)の牧場に戻ってきた。避難していた岡山市の牧場では年下の“彼”もでき、施設の職員や利用者から「お帰り、そしておめでとう」と笑顔で迎えられた。

 アニマルセラピーの一環で飼われていたリーフは、豪雨で牧場一帯が漬かった7月7日未明から行方不明となったが、同9日昼、真備町地区の民家の屋根上で見つかり保護された。同日夕から飼育を指導する岡山市の牧場へ避難し、その間、職員らは牧場で泥の撤去や柵の修繕、色落ちした馬小屋の塗装などを進めてきた。

 この日、避難中に同じ馬場で過ごしたパートナーのミニチュアホース・ムサシ(4歳、雄)に付き添われて帰郷したリーフは、利用者から好物のニンジンを差し出されると勢いよく頬張った。

 真備町の自宅が被災し、身を寄せる倉敷市内の親族宅から通所する女性(84)は「見ているだけで心が癒やされる。施設へ来る楽しみが増えた」と喜んだ。

 桑原一朗施設長は「大切な仲間が戻ってきてうれしい」と話し、リーフの帰郷を見届けて岡山市の牧場へ帰ったムサシとも「イベントなどで一緒になれる機会をつくりたい」と温かく見守っていく。

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