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追加公表に静岡県内3施設 KYB、データ改ざん「不明」

11/3(土) 7:37配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 免震・制振装置の検査データ改ざん問題で、油圧機器メーカーのKYBは2日、不正や不正疑いのある装置が使われている計20の施設名を追加公表した。

 静岡県内関係では、改ざん製品の使用が「不明」な施設として中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)や静岡市消防局・駿河消防署(静岡市駿河区)、NHK静岡放送局(同)が挙げられた。

 KYBによる物件の公表は3回目。前回までに顧客基準に合わない装置が取り付けられた浜松市天竜区役所を含む、全国の計88の施設名が明らかになっていた。



 ■再検査や交換検討 浜岡原発の装置公開

 中部電力は2日、性能検査データの改ざんが疑われるKYB子会社の免震装置を使用している浜岡原発(御前崎市佐倉)敷地内の緊急時ガスタービン発電機建屋を報道陣に公開した。

 免震装置は長さ4・5メートル、直径0・4メートル。2015年2月、建屋地下1階に計32本が設置された。KYBは問題発覚後、中電に「不正が行われたか否か不明」と回答。中電は、国の指導を受けたKYBから提供されたデータを用いて「当面の安全性を確認した」としているが、机上での計算による安全確認にとどまる。

 建屋はガスタービン発電機6台を置き、外部電源や非常用ディーゼル発電機が使えない緊急事態に備えるために設けた。再稼働の前提となる新規制基準の審査の対象。中電によると、仮に審査を通過できたとしても、最終確認となる国の使用前検査で不合格になる恐れがあるという。

 中電の担当者は現状の免震装置について、「シロ、クロはっきりさせるデータがない」とし、装置を取り外して詳細を調べる再検査や新品への交換を検討していると説明した。

静岡新聞社

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