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#MeToo から1年。変わったこととは

11/3(土) 18:28配信

BuzzFeed Japan

性暴力被害の経験がある人たちが声をあげ、連帯する「#MeToo」の動きがハリウッドで起きてから1年あまり。 その間、何が変わったのか。11月3日、ハラスメントがない社会づくりを考えるイベントが東京都内であり、約70人が参加した。【BuzzFeed Japan / 小林明子】

【写真】#MeToo は届いたのか。2017年から声をあげた人、変わったこと

セクハラを含むすべての暴力やハラスメントを許さない社会を作るためのプラットフォーム「#WeToo Japan」が主催した。BuzzFeed Japanは #WeToo Japan のメディアパートナーとなっており、客観的な立場からこの動きを報じている。イベントでは古田大輔・創刊編集長が、パネルディスカッションのモデレーターをつとめた。

何をすればいいかわからなかった

「#WeToo Japan」オーガナイザーの福原桃似花さんは2017年11月、Change.orgで署名キャンペーンをはじめたことが設立につながった、とあいさつ。

福原さんは2017年5月、伊藤詩織さんがレイプ事件で検察審査会に不服申し立てをしたときの記者会見を見て、何かできないかと、ひとりで署名活動を始めた。

「1年前は私自身、性暴力への怒りはあっても、何をすればいいのかわかりませんでした。あのときもっと頑張っていたら今の状況は変わっていたんじゃないかと思うときもあるけれど、1年前と今とを比べてみると、着実に変わっているとは感じています」

日本でも多くの声があがり、BuzzFeed Japanは2017年10月に、性暴力に関する国内外の情報を発信するキャンペーン「#metoo」を始めた。

法律が変わりはじめた

2017年7月、110年ぶりの刑法改正によって、性犯罪は厳罰化された。その際に署名活動などをしたちゃぶ台返し女子アクションの代表理事、大澤祥子さんはこう振り返る。

「暴行脅迫要件は残ったため、合意があったかどうかではなく、どれだけ抵抗したかが問われる状況は変わっていません。ただ、ハラスメントがすべての人に関わるものだということは認知されてきたと実感します」

財務省の前事務次官による女性記者へのセクハラ問題を受けて2018年5月1日に発足した、女性ジャーナリストたちによる「メディアで働く女性ネットワーク(WiMN)」の林美子さんは、「昨年は刑法が改正され、今年は男女雇用機会均等法の改正議論が進んでいます。セクハラをなくすために実効性のある法整備に向け、関心を持ってもらいたい」と話した。

マレーシア在住で、広告会社マッキャンエリクソンのプロジェクト「McCANN MILLENNIALS」の創設者の松坂俊さんは、性暴力被害者の心のケアをさまざまな手法で進めるプロジェクトに取り組んでおり、その動画を紹介。

「友人、妻、娘たちのことを思うと、男性にとっても他人事ではない。変えなければいけない。#MeTooで作り上げられた空気のうえで、動き出せています」

伊藤さんはスウェーデン、台湾、韓国などを取材した経験から、被害者を支援する法整備の必要性を訴えた。

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最終更新:11/3(土) 18:35
BuzzFeed Japan

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