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屋良朝幸、35歳「今がスタートライン」アイドルに“反抗”もがきつかんだ「自分の武器」

11/3(土) 14:01配信

スポーツ報知

 俳優の屋良朝幸(35)が出演するミュージカル「TOP HAT」が、5日に東京・東急シアターオーブで開幕する。昨年までKinKi Kidsの堂本光一(39)主演「Endless SHOCK」の出演を続け、今作では10代の頃以来というV6・坂本昌行(47)との共演。「見せてくれる背中が共通している」と先輩から受ける刺激は大きい。今年2月には初めて総合プロデュースを手がけた「THE YOUNG LOVE DISCOTHEQUE」も成功。「今がスタートライン」と力を込めた。(畑中 祐司)

【写真】共演者とポーズをとる屋良朝幸

 1936年に日本でも劇場公開された映画をもとに、舞台は2011年に英国で初演された「TOP HAT」。13年に「英国ローレンス・オリヴィエ賞」で最優秀新作などに選ばれた、すれ違いラブコメディー。舞台経験豊富な屋良にとっても、新鮮な思いで稽古の日々を送っている。

 「コメディー的な作品って、あまりやってこなかった。ちょっとした間だったりとか、今まで考えてこなかったところが必要だったり。自分にとってもチャレンジの作品ですね」

 演じるのはイタリア人デザイナーのアルベルト。多部未華子(29)演じるデイルを巡って、先輩・坂本演じる主人公ジェリーの恋敵という役どころだ。

 「恋敵だけれど、僕は坂本くん演じるジェリーと向き合うのは、2幕の本当に最後。出番がすごくあるわけではないけど、だから結構、客観的にこの作品を見られている。毎日通し稽古の中で、先輩方の演技を見ながら。それってぜいたくだなと思いながら楽しんでいます」

 今作は坂本と多部による主人公カップルのデュエットダンスなどが最大の見せ場。屋良も普段ダンサーとして活躍する。

 「でも、僕は今回一切踊らない。自分が苦労している部分といえば、イタリア語ですね。いつもは踊りまくっている舞台ばかり。汗かいてグッタグタになって演技しているのが普通だったけど、特に1幕なんか、まったく汗をかかない。坂本くんに『おまえ、汗かけよ!』って言われるけど『スイマセン! かきたくてもかけないんです!』って」

 坂本とは10代だった頃に「PLAYZONE」で共演したほか、何度もV6や「20th Century」のコンサートでバックダンサーを務めた。ずっと背中を見てきた先輩だ。

 「今も坂本くんが出ている舞台はちょこちょこ見る機会はあるけど、Jr.だった頃は自分も必死。そこを感じる余裕すらなかったけど、今こうやって背中を見ると、本当にストイック。休憩時間もずっと1人でタップの練習をしていたり。主演の坂本くんが誰よりも必死にパフォーマンスして、それをしっかり周りに見せてくれる。言葉じゃなく背中で引っ張ってもらっている」

 昨年までは「―SHOCK」に出演。特に13年からはライバル役として長く対峙(たいじ)した光一の背中と通ずる。

 「光一くんもSHOCKでグッチャグチャになりながら。自分が一番必死になってやる背中は、すごく共通している。改めて先輩は偉大だなと思いました」

 Jr.時代からユニット「Musical Academy」の一員として数々の先輩の背中を見続け、今はジャニーズの中でグループに属さない異色の存在の一人として活躍を続ける。俳優、ダンサーのほか振付師の顔も持つなど多才ぶりを発揮している。同期に「タッキー&翼」の2人がいて、嵐や関ジャニ∞も同世代だ。周りが次々とCDデビューしていく中で、屋良は独自の路線を歩み続けた。当然、活動していく中でCDデビューできないことに葛藤もあった。
 
「それが取り払われたかというと、まだ取り払われてないかもしれないですけどね(笑い)。何度も(ジャニーズを)辞めようと思った。例えば別の事務所に行った方が、自分がやりたいことができたかもしれない。でも、それじゃ意味がなかった」

 12歳で入所して間もない頃から、人一倍強いこだわりを持ってダンスに取り組んできた。

 「Jr.のときのコンサートでも、自分たちの曲があったら『自分たちでやるから振り付けしないでください』って生意気なことを言ったりしたし、踊り以外、別にやらなくていいと思っていた。事務所ともいろいろケンカしましたね。ブラックな踊りをして、アイドルらしくないヤツらがいても面白いじゃないか、という思いが10代からあった。そこがブレなかったから、ずっと続けてこられたのかな」

 道を切り開いたのは、光一。ソロアルバム「mirror」(06年)の収録曲「SNAKE」の振り付けを依頼された。

 「それがきっかけで振り付けという仕事の幅が広がった。自分はプレーヤーという核があったけど、それから後輩の振り付けや関ジャニ∞のライブ演出をやらせてもらったり。辞めるのって、ものすごく簡単。だから、もがいてみようとした。その結果、振り付けに関しても評価してくれる人も増えて、自分の武器も増えたと思います」

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最終更新:11/3(土) 14:01
スポーツ報知

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