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日米共同統合演習「キーン・ソード」パプアニューギニアの第二次大戦中の基地に米豪が「注目」するわけ

11/4(日) 7:02配信

FNN PRIME

カナダ海軍フリゲートが「キーン・ソード」参加

10月29日、2年に1度の日米共同統合演習「キーン・ソード」が始まった。
自衛隊4万7000人、アメリカ側1万人、それにカナダ海軍のフリゲート「カルガリー」と補給艦「アストリクス」が加わるという大規模かつ、日本周辺・グアム・テニアン島等を舞台に、広範囲にわたる演習である。

【画像】キーン・ソードに参加のカナダ軍艦は“瀬取り監視”も実施

カルガリーのSNSをみると、米海軍空母ロナルド・レーガンの艦載機支援、特に、夜間の離発艦の際、万が一の場合にパイロットのレスキューを支援するのだと言う。
さらに11月2日には、国連制裁違反に当たる北朝鮮の洋上での貨物の受け渡し、いわゆる「瀬取り監視」も東シナ海で実行したと発表している。

キーン・ソード演習に参加しながら、瀬取り監視も実行したのなら、なかなか忙しい軍艦だ。

北朝鮮はウラン濃縮継続、「並進」で核武力路線再開?

ところで、その北朝鮮だが、米国の北朝鮮専門情報サイト「38North」は11月2日、最近の衛星画像の分析から、北朝鮮がウラン濃縮活動を現在も続けていると分析した。

平壌の北にある「パクチョン・ウラン濃縮工場」は、天然ウランから原子炉の燃料の元となる「イエローケーキ」を生産する施設として知られ、ウラン鉱石から出来た廃物が池に捨てられてきたが、その量が、2016年段階より増大しているとみられるという。

濃縮が続いている場合、それが新たに採掘されたウラン鉱石によるものか、それともすでに採掘済みのウラン鉱石を使ったのかは不明とのことだが、濃縮作業を繰り返せば、原爆の材料ともなりうることになるわけで、注目される。

そして、同日2日に北朝鮮のメディア「わが民族同士」は、クォン・ジョングン北朝鮮外務省・米国研究所所長の名前で下記の論評記事を掲載した。

「もし米国が、我々の度重なる要求を正しく聞かず、態度の変化も見られないまま傲慢に行動すれば、4月、私たちの国が採用した経済建設総集中路線にさらにひとつ追加されて、『並進』という言葉が再び生まれうる」(わが民族同士・11月2日付より)

北朝鮮の要求の1つは「制裁緩和」であり『並進』路線とは、経済建設と核武力建設を同時に進めるという意味に解される。
38Northが指摘するように、ウラン濃縮の技術を北朝鮮が維持し、今も活動を継続しているなら、「並進路線」の復活は物理的にありえないことではない。

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最終更新:11/4(日) 7:02
FNN PRIME

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