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四つんばいでたすき受けた選手も参戦 瀬古氏「あの涙をうれし涙にしてほしい」/マラソン

11/6(火) 16:24配信

サンケイスポーツ

 来年の陸上世界選手権(ドーハ)代表選考会で、2020年東京五輪代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」のシリーズでもある第4回さいたま国際マラソン(12月9日、さいたまスーパーアリーナ発着)の国内外招待選手(女子)が6日、主催者から発表された。

 国外からは、マラソン2度目だった今年のドバイで2時間19分53秒をマークしたワークネシュ・デベレ(28)=エチオピア=や、今年のハンブルクを2時間24分51秒で制したシタヤ・ハブテゲブレル(28)=バーレーン、2016年U-20世界選手権3000メートル銀メダルのダリラ・ゴサ(20)=同=ら5人。

 国内からは、昨年の世界陸上代表(16位)の清田真央(25)=スズキ浜松AC=や、16年リオデジャネイロ五輪代表の伊藤舞(34)=大塚製薬=らがMGC出場権を目指す。日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(62)は「清田は所属先の事情で、この1年悩んでいるように見えたが、早く切り替えて初マラソン時の忍者走りを見せてほしい。ベテランで大崩れしない伊藤は、2時間24分42秒の自己記録を超える走りを」と期待を寄せた。

 国内招待選手として、先月21日の全日本実業団対抗女子駅伝予選会「プリンセス駅伝」で、脚を故障して四つんばいで中継点へ向かった飯田怜(19)=岩谷産業=からたすきを受けた今田麻里絵(28)=同=も出場。瀬古氏は「あの涙をうれし涙にしてほしいね」と激励した。

 さいたまのコースはアップダウンが多く、他の代表選考会である大阪国際や名古屋ウィメンズよりタイムが出にくい傾向にある。「来年9月15日に行われるMGC(東京五輪代表選考レース)も暑く、注目される中で行われ、厳しい戦いになる。タイムは大阪や名古屋より落ちても、こういうところで世界トップ選手と競う勝負強さに期待する」と瀬古氏。

 大会は例年、11月開催だったが、駅伝大会の過密日程を避けて12月開催に変更された。この点について瀬古氏は「本当はマラソンの練習をしながら駅伝に出る、という形にしないと。(各チームの指導者には)本当のマラソン選手を作ってほしいし、本当のマラソン選手に出てほしい」と、駅伝偏重の現状に苦言を呈した。

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