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SB本多、1軍コーチに 33歳異例の大抜てき 342盗塁イズム注入

11/6(火) 11:33配信

西日本スポーツ

■「内野守備走塁」担当

 「本多コーチ」で足攻V3! 福岡ソフトバンクが、今季限りで現役を引退する本多雄一内野手(33)を、1軍内野守備走塁コーチに起用する方針を固めたことが5日、分かった。

【写真】引退会見後、本多の涙腺が決壊

 リーグ制覇を逃した今季は、チーム盗塁数がパ5位の80。2010年から2年連続の盗塁王に輝いたスピードスターに機動力向上を託す。また森浩之1軍作戦コーチ兼バッテリーコーチ補佐(53)が、ヘッドコーチに昇格する方向。今後も配置転換などを含めて、3年連続の日本一へ向けた組閣を急ピッチで進めていく。

■引退即就任は10年ぶり

 今季限りで「46」のユニホームを脱いだタカのスピードスターに、白羽の矢が立った。球団はクライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズと進出したため、一時保留していた来季の組閣準備を本格的に再開。1軍内野守備走塁コーチには、現役を引退する本多を起用する方針を固めた。

 異例の抜てきだ。本多は先月3日の引退会見の際に「指導者に回れることがあれば、今までの引き出し、コミュニケーション、経験を生かして前に進みたい」と後進の指導へ意欲を見せ、球団側も「功労者として、いろんな可能性で話をしています」とコーチ要請の可能性を示唆。ただ33歳と年齢が若く、指導者経験もないだけに、当初は球団内でも2、3軍から指導者経験を積ませようという声も強かった。

 引退後即1軍コーチに就任となれば、球団では2009年の的山バッテリーコーチ(現2軍バッテリーコーチ)以来10年ぶり。若き本多の1軍コーチ登用は、今季果たせなかったリーグV奪回と、3年連続日本一へ向けた球団の決意の表れとも言える。通算342盗塁をマークした本多に求められるのは、もちろん機動力アップだ。

 今季チームの盗塁数は、リーグ5位の80。同トップの西武は132盗塁で52個もの差をつけられた。本塁打数は「獅子脅し打線」を上回る202本をマークしたが、総得点は西武の792点を100点以上下回る685点。攻撃力を高めるために機動力アップは課題で、10年に59盗塁、翌11年に60盗塁で2年連続のタイトルを獲得した本多の技術と頭脳には大きな期待がかかる。

■工藤監督と選手らとの「橋渡し役」

 また、今季チームの失策数は57とリーグ最少ではあったが、38失策と堅守を誇った昨季に比べると、守備のミスも目立った。二塁守備で2度のゴールデングラブ賞に輝いた本多には、内野守備力向上の面でも期待がかかる。さらに、選手との年齢も近く、ナインからの信頼も厚いだけに、工藤監督と選手らとの「橋渡し役」としてもチームにはプラスに働きそうだ。

 球団は今オフ、11選手に戦力外通告するなど大胆な血の入れ替えを断行しているが、今後、コーチ陣の配置転換なども含めて急ピッチで3年連続日本一へ向けた組閣を固める。

西日本スポーツ

最終更新:11/6(火) 12:52
西日本スポーツ

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