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30~50代男性を妊婦が避けるワケ アメリカは「日本に行くな」警戒する事態に 風疹の恐怖とは

11/8(木) 7:00配信

withnews

 通勤電車の中や、仕事場で、「この中の誰かが、かかっていたら……」と、「見えない怖さ」を感じています。恐怖の原因は「風疹」です。今年もまた、流行しました。妊婦以外が、その怖さを意識することは少ないと思います。でももし、自分のとなりにいる乗客や、同僚が妊婦だった場合、自分では気づかないうちに、そのおなかの子どもの将来を大きく左右してしまうかもしれない。そんな危機感を、どうか持ってほしいのです。

【マンガ】「とても悔しいことです」 風疹による赤ちゃんへの障害、『コウノドリ』の医師がこう語ったワケ

 今年も、風疹が流行しました。前回の流行は2013年。私はちょうど長男を妊娠していました。当時、印象に残ったのは、風疹について恐怖や焦りを感じていたのは、妊娠している本人以外、周囲にほとんどいなかったことでした。

 「妊娠初期に風疹にかかると、おなかの子に影響が出るおそれがある」
 2013年に長男を妊娠していたとき、こう書かれたさまざまなサイトをスマホで見て、言いようのない不安を感じました。

 風疹は、もし妊娠20週ごろまでの妊婦に感染してしまうと、胎児の目や耳、心臓に障害が残る可能性があります。

 風疹の予防にはワクチンが有効ですが、生ワクチンなので、妊娠したあとはうつことができません。

 長男の妊娠中に行った血液検査で、「抗体を持っている」と数値で見せられるまでの数カ月間、ちょっとした赤いぽつぽつのようなものが顔や体にできるたびに、もしかしたら……とスマホとにらめっこしながら情報を集める時間が続きました。自分自身の体のことなのに、抗体の有無について今まで一度も考えたことがないことを後悔しました。

患者の約7割は30~50代の男性

 その間も、家族や知人には、それとなく予防接種の経験を聞いてみましたが、「風疹? うーん、したかなぁ」という程度。家族には「打って!」と頼めるものの、他の人にそこまでは言えませんでした。毎年流行するインフルエンザの予防接種をする人は多いのに、風疹に危機感を持つ人は多くないことを考えさせられました。

 そして今年も、夏の終わりごろから風疹が流行し始めました。またしても風疹が流行し始めたとき、妊娠が分かりました。5年前と社会の意識が変わったとは言えない現状を、肌で感じています。

 今年に入ってからの患者数はすでに1600人を超えています。

 患者には特徴があります。

▼▼ 今年の風疹患者の約7割は、働き盛りの30~50代男性だ。この世代は予防接種の制度変更の影響で、抗体保有率が低い。13年の流行時は20~60歳の患者のうち、男性の7割弱、女性の4割弱が職場で感染した。――風疹患者1千人超え 集団予防接種の企業も(朝日新聞)▲▲

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最終更新:11/8(木) 13:05
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