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サッカー日本代表、欧州主要リーグで明暗 輝き放つ若手、W杯組は苦戦

11/7(水) 7:55配信

産経新聞

 サッカーの欧州主要リーグは開幕から約3カ月が過ぎた。日本の選手たちは明暗が分かれている。若手が各クラブで結果を残して定位置を確保する一方、今夏のワールドカップ(W杯)ロシア大会に出場した選手の多くは苦戦中だ。この状況が続けば、欧州組が中核を担う日本代表の世代交代が加速する可能性は高まる。国際親善試合のベネズエラ戦(16日)とキルギス戦(20日)に臨む日本代表の顔ぶれは、7日に発表される。(小川寛太)

 欧州組の中で、最も活躍しているのが24歳の中島だ。ポルトガル1部のポルティモネンセで8試合に先発し、4得点。9月のリーグ月間最優秀選手に選ばれた。昨季は10得点して日本代表入りしたが、ロシアW杯のメンバーからは漏れた。悔しさを糧に「(自分が)楽しめればいいプレーになり、チームの勝利につながる」と、持ち味のドリブルを磨き、異国の地で衝撃を与えている。

 2020年東京五輪世代も好調だ。20歳の堂安はオランダ1部のフローニンゲンで全11試合に先発している。同年齢の冨安もベルギー1部のシントトロイデンで全14試合にフル出場し、世界各国の選手と日常的に対戦する環境をつかんでいる。

 対照的に、ロシアW杯に出場した欧州組は厳しい。W杯の全4試合に先発して攻撃のタクトを振った柴崎は、スペイン1部の中堅クラブ、ヘタフェで出番を失っている。リーグ開幕戦にフル出場した後はリーグ戦、カップ戦の2試合に途中出場しただけ。4日のウエスカ戦も90分間ベンチで過ごした。

 香川(ドルトムント)は負傷の影響もあり、リーグ戦出場は2試合。代表の新主将、吉田(サウサンプトン)も1試合にとどまる。長友(ガラタサライ)や武藤(ニューカッスル)は試合中の負傷に見舞われた。

 森保監督率いる新生日本代表は、9月の船出から欧州組の若手が活躍して3連勝と好調を保っている。森保監督は経験豊富なロシアW杯組の状態を気にかけており、10月の代表活動中に柴崎に対して「公式戦出場がない中、どう試合や練習をしているか聞いた」と明かした。柴崎は10月16日のウルグアイ戦後、試合勘不足がプレーの質を下げた可能性を口にした。

 出番を失い続ければ、パスの精度や一瞬の判断力などがさらに鈍る危険がある。大舞台を知るロシアW杯組と若手の融合を進めながら来年1月開幕のアジア・カップに臨む算段の成否は、ロシアW杯組の状態次第。早くも若手が中核を担う可能性がありそうだ。

最終更新:11/7(水) 10:46
産経新聞

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