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貯蓄額の平均値と中央値を知る

11/7(水) 12:00配信

LIMO

様々な調査で見かける「平均値」と「中央値」。一見同じような用語ですが、どこがどのように違うのでしょうか。今回は貯蓄の平均値と中央値の違いをご説明していきます。またあわせて年代別の貯蓄額の中央値を分析することで、何が見えてくるのかもみていきましょう。

貯蓄額の中央値とは何か。平均値と何が違うのか

 貯蓄額の中央値とは

貯蓄額の中央値とは、調査対象の貯蓄額を順番に並べてちょうど真ん中の人の貯蓄額が中央値となります。

たとえば、Aさんの貯蓄額が1億円、Bさんが3000万円、Cさん1500万円、Dさん1000万円、Eさん500万円としましょう。

この時の5人の貯蓄額を上から順番に並べて、数値が真ん中の人の貯蓄額が中央値となります。今回の例では、Cさんの1,500万円が貯蓄額の中央値となります。

 貯蓄額の中央値と平均値との違い

上記の例の場合、貯蓄額の平均値はどうなるのかを考えていきましょう。平均値の計算は皆さんおなじみでしょう。

(1億円+3000万円+1500万円+1000万円+500万円)÷5(人)=3200万円

このように3,200万円が平均値になります。

さて、ここで計算をした貯蓄額を見ると平均値である3200万円を超えているのはAさんたったひとりです。データの母集団のデータを知っているケースだと「違和感がある」という人もいるでしょう。

平均値の場合には、極端に大きな値もしくは小さな値が平均値に影響していしまうことがあります。そうした場合には、先ほどの中央値も参考にしながらデータを見て行くとよいでしょう。

みんなの貯蓄の平均は気になるが…

近年は貯蓄額の「格差」の拡大が話題になることも多いでしょう。たったひとりのお金持ちが平均値を上げてしまうことがあります。

「平均的な貯蓄額」を知りたい人というのは多いかもしれませんが、こうした背景を知っていれば母集団によっては平均値を知ったところであまり有効に活用できないこともあることがお分りでしょう。一部の突出した数値で平均値があまり参考にならないような状況を避けるため、「中央値」が利用されることがあります。

ここまで見てきたような背景から「平均値は使いにくい」という声もありますが、平均値しか入手できない場合もあります。使いにくいということはありますが、もちろんデータがないよりはましだということは付け加えておきます。

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最終更新:11/7(水) 12:00
LIMO

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