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中2女子いじめ自殺 遺書に「学校が始まるのがこわい」

11/7(水) 21:37配信

TOKYO MX

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 東京・八王子市で、中学2年の女子生徒がいじめを苦に自殺した問題で、女子生徒の両親がTOKYO MXの取材に応じました。少女が残した遺書には「学校が始まるのがこわい」と、悲痛な思いが記されていました。

 中学2年の永石陽菜さん(13)はことし8月、いじめを苦にして自殺を図り、その後、亡くなりました。二度と笑顔を見せることのない陽菜さんの遺影を前に、父親の洋さんは「(陽菜さんは)明るくてユニークというか、ユーモアがあった」、母親の幸子さんは「生真面目な子でした。学校の決まり事は絶対に守る子だった」と語りました。遺書には『お母さん、お父さんへ これを読んでいるという事は私が死んだって事ですね。最後まで迷惑をかけてごめんなさい』と書かれていました。

 陽菜さんへのいじめは2017年8月ごろから始まりました。遺書には『ずっと言っていなかったからここでいうけど、中1の時 学校に行かなくなったのは部活が理由です』『ずっと部活で仲良くしてた子に無視されたりしたのは悲しかったし辛(つら)かった』『先輩ともめたりした時も、だれもたすけてくれなかったなって思う』などとつづられていました。

 上級生ともめたきっかけは、陽菜さんが部活動を休んで家族旅行に行ったことでした。その後、上級生から無料通信アプリのLINEで非難のメッセージが届くようになりました。母親の幸子さんはTOKYO MXの取材に対し「問題解決さえしてくれれば、このような結果にはならなかったと思う。ちゃんと私たちの相談に行ったことを重く受け止めて対処してくれればよかった」と学校の対応を振り返り、悔しさをにじませました。

 両親が学校に相談したものの陽菜さんは学校に行くことはできず、今年4月に転校しましたが、不登校は続きました。そして陽菜さんは8月下旬、JR西八王子駅で電車に飛び込み、自殺を図りました。それから2週間後、陽菜さんは亡くなりました。

 父親の洋さんは「全然そぶりがなく、2人きりで買い物に行ったのに…」、母親の幸子さんは「そこまで深く悩んで1人で抱え込んでいたのか。なぜ、もうちょっと言ってくれなかったのかと、残念でならない」と語りました。

 陽菜さんの苦しい思いは遺書につづられていました。『学校も行けない弱虫でごめんなさい。私もそんな私が大キライです。学校が始まるのがこわいです』『生きてて何が楽しいのかなって思った。もっと不登校にやさしい世界だったらなってあまえて思ってしまうこともあります』『ここまで育ててくれてありがとう。長生きちゃんとしてね。  陽菜』

 洋さんは「(学校には)適切な対応をしていただきたい。第2、第3の陽菜を絶対に出してほしくない」と訴えています。八王子市教育委員会は今後、第三者委員会を設置し、自殺との因果関係を調べる方針です。

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最終更新:11/7(水) 21:37
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