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飼っていた犬そっくりのオモチャは人生の宝物 北原照久さん

11/7(水) 15:10配信

sippo

 世界的おもちゃコレクターとして、また『開運!なんでも鑑定団』のレギュラー鑑定士として広く知られる北原照久さん。北原さんの膨大なコレクションの中には、犬のおもちゃや人形、ぬいぐるみ、犬をモチーフにした雑貨も数多い。時代を映し出すそれらのアイテムを通して、人と犬の関わり合いが見えてくる。

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 これまでに70冊以上の書籍を発表しつづけている北原照久さん。その中には文字通り、犬をモチーフにしたコレクションを収めた「DOGS」という本もある。

「15年も前の本ですけどね。最初はランダムに集めていたおもちゃや生活骨董、雑貨も、数が増えると分類したくなる。改めて犬を扱ったものがたくさんあることに気が付いて、一冊にしたんです」

 無類の犬好きを自認する北原さん。これまでにも数多くの犬たちと暮らしてきた。

「犬の思い出は、スピッツから始まっています。子どものころ、物心ついたときにはうちにもスピッツがいたんですよ」

 北原さんの実家は、東京都中央区京橋にあるスポーツ用品店。北原さんが2、3歳のころ、1950年代の日本ではスピッツが流行していた。

「犬にも流行はありますよね。その当時はアイドル歌手にもニックネームがスピッツって言う人がいたぐらいです(松島アキラさんのこと)。白くてふさふさした毛並みに真っ黒の目や鼻。それが可愛らしかったせいか、少女漫画に登場したりしていましたね。モール(針金に毛羽をつけたもの)を使ったモール人形という、戦前からある人形があるんですが、戦後あたりから、人の足元には犬が添えられるようになった。犬を飼うことへの憧れの表れなのかもしれませんね」

 おしゃれな洋服に身を包んだモール人形の少女。ふんわり広がったピンクのスカート、手にはピクニックバスケット。そして足元には愛らしい犬の姿。

「少しずつ生活が豊かになり始めた。子どものおもちゃや人形には、時代の憧れや向かおうとする理想の姿が映し出されるんですね」

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最終更新:11/7(水) 15:10
sippo

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