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「酒類自販機激減」でも売り上げ増 淡路島のメーカーの戦略

11/7(水) 17:50配信

MBSニュース

コンビニやスーパーでビールなどの酒類が買えるようになったことで、近頃めっきり見なくなった酒の自動販売機。大手メーカーも酒の自販機の製造をやめたことから、その数はどんどん減っています。酒の自販機はこのまま絶滅してしまうのか?そんな中、少ない需要を確実に取り込み売り上げを伸ばしているメーカーが淡路島にありました。その作戦とは?

“日本酒に特化”した酒屋さん

大阪市北区にある大正15年創業の「酒蔵なかやま」。百年続く老舗の酒店も、ここ数年で大きく様変わりしたといいます。

Q.私のイメージでは酒屋さんといえばビールがずらーっと並んでいるような…
「店のほうに缶ビールを並べなくなって4、5年は経つんですけれども。近くのスーパーとかコンビニとかでビールが買えるので、ほとんど売れなくなってきているんです」(三代目店主 中山正章さん)
Q.昔はたくさん?
「そうですね」

スーパーやコンビニでもビールなどの酒が買えるようになったため、主力商品をこだわりの日本酒にシフトしました。

Q.何種類ぐらい?
「何百種類」
Q.日本酒に特化?
「そうですね。日本酒で大体6割ぐらいの売り上げで、あとは焼酎」

そんな変化の中で、この店から酒の自販機も姿を消したといいます。

「(以前は)この位置に…」
Q.もともとはお酒の自販機がここに1台あった?
「いや、もうちょっとありました。アサヒビール、キリンビール、メーカー別にあったんです。日本酒のカップ酒もありました」
Q.売り上げに影響は?
「もともと(自販機では)売れていなかったので、全然大丈夫でした」
Q.自販機で売れないというのは、コンビニやスーパーの拡大が原因?
「そうですよね。どこでもジュースとか買えるので」

酒を販売する自販機が減っている理由は他にもありました。平成8年5月に酒店の業界団体が「未成年の飲酒防止」などを目的として、4年後(平成12年)までに誰でも買えるタイプの酒の自販機の撤廃を決めました。対策として、運転免許証を使って年齢確認ができるものが登場しましたが、酒の自販機の数は減少の一途をたどり、平成8年には18万台以上あったものが今では10分の1以下の1万6千台ほどなりました。需要が減っていることから、大手自販機メーカーも酒専用のものから撤退しました。

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最終更新:11/7(水) 17:50
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