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イノシシ猟禁止 農作物被害が増える可能性も 地元は戦々恐々 岐阜・美濃加茂市

11/7(水) 13:46配信

中京テレビNEWS

 多発するイノシシの農作物被害に困る岐阜県美濃加茂市。豚コレラ問題でイノシシ猟が禁止され、地元は困惑していました。

 岐阜県美濃加茂市の山中で6日、わなにかかっていたのは、4頭のイノシシ。地元はイノシシ被害が問題になっていました。

「これ一帯全部(イノシシが)起こしたの。機械で起こしたような感じだね」(近所の人)
Q.全部イノシシの仕業?
「あぜか田んぼかも、わからなくなっちゃって」(近所の人)

 一見、きれいに耕されているように見える畑。電気柵も仕掛け備えていましたが、全てイノシシにほじくり返されてしまったといいます。

 こちらでは。

「ここはイノシシに襲われて、稲の刈り取りをやめたという場所です。稲の先を見ますと、本来あるはずの稲穂がありません」(記者)

 収穫前にイノシシが荒らしてしまい、実りの秋を諦めざるを得ませんでした。

 美濃加茂市は岐阜県内で、もっとも多くのイノシシ被害を受けている地域。

 被害を防ぐには、毎年11月に解禁されるイノシシ猟がかかせません。

 イノシシの狩猟による捕獲数は岐阜県内で年を追うごとに増えてきました。

 ところが今年は。

「捕ってもらわないかん。捕獲してもらわないと。なんで(狩猟解禁を)やめるのかわからんけど」(地元の人)

 じつは、岐阜県は5日、県内20市町で来年3月15日までイノシシ猟の禁止を発表しました。

「現状ではこの措置はやむを得ないんじゃないかと思っています」(岐阜県 古田肇 知事)

 背景にあるのは、今年9月、岐阜市内の養豚場で国内では26年ぶりに感染が確認された「豚コレラ」です。

 感染はその後、養豚場のある岐阜市とその周辺の4つの市の野生のイノシシでも発覚。今月2日には、愛知県との県境にほど近い可児市内でも感染が見つかりました。

 猟を禁止するワケ。それは、豚コレラの流行エリアで猟をすると、逃げたイノシシが別のエリアに入り込み、感染を広げる可能性があり、それを防ごうというのです。

 美濃加茂市では、これまで感染例は見つかっていませんが、発見された自治体が近いため、制限の対象となりました。

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