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【マネー運用】「360」で運用損失のリスクを評価する 「ストックの損得」を将来の「フローの損得」に置き換えて考えてみる方法

11/7(水) 15:00配信

マネーの達人

許容できるリスクは幾らかと言われても…

さて、いきなりで恐縮だが、図1を見て頂こう。

筆者が主に個人に向けたマネー運用の方法を説明する際に、

「運用全体を概ねこのように組み立てたらいい。

初心者でも、ベテランでも、若者でも、高齢者でも、普通のサラリーマンでも、富裕層でも、この方法でいい。」

と説明している資産運用の簡便法を要約した図だ。

「誰にとってもお金は無理の無い範囲で増やすといいのだし、人によるちがいは運用金額とリスクを取る金額の大きさだけでいい。

投資家のタイプによって最適な運用方法や運用商品が異なると思うのは、金融業界のマーケティング戦略に乗せられた愚鈍なお人好しの考えだ。」

「リスク資産の外国株式6割対国内株式4割は、年金基金など機関投資家が多く使っている期待リターンとリスクの前提から求めた。

運用成績のいいファンドを事前に選ぶ方法は無いので、運用管理費用が高いアクティブ・ファンドを選ぶ選択肢は合理的ではないのでインデックス・ファンドでよい。」

「無リスク資産については、個人は個人向け国債変動金型10年満期を使える点で現在機関投資家よりもむしろ有利だ。

生活費は必要があれば、適宜運用資産を取り崩して普通預金から使うといい。

高い手数料を払って、投信の分配金を生活費に充てるのは勿体ない。

他の運用手段の金利が低下したので、今普通預金はかつてよりも相対的に優れているので、動かす可能性のある金額は普通預金に入れて置いていい。」

といった説明と共に示している。

厳密にはもっと良い方法があるかも知れないが、あっても大差は無いはずであり、大凡誰でもこの方法でいいと思う。

(金融業界の皆様、本当のことを言ってスミマセン!)

しかし、筆者が「簡便法」だと思うこの方法で難しいのは、「1年後の最大損失が運用額の3分の1くらいだと想定するリスク」を本人がどのように評価するかだ。

個人投資家の場合(機関投資家も大きくはちがわないが)、

(1) 許容できると思うリスクの範囲の中で、
(2) どれだけのリスクを取ってより高いリターンを追求するかを決める

点が重要であり、ここは本質的に他人に任せても上手く行きにくい部分なのだが、この際に「許容できると思うリスク」をどう考えるかが難しい。

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最終更新:11/7(水) 15:00
マネーの達人

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