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90年代にニックスで活躍したスタークスと比較されるアロンゾ・トリアー「すごく光栄」

11/7(水) 15:39配信

バスケットボールキング

トリアーのダンクでニューヨークによみがえったスタークスの記憶

 昨季アリゾナ大で平均18.1得点を残したものの、今年のNBAドラフトで指名されなかった男が、ニューヨーク・ニックスでNBAデビューを果たした。

 男の名はアロンゾ・トリアー。196センチ92キロのシューティングガードは、今年7月にニックスと2way契約を締結。ニックスの一員としてサマーリーグに4試合出場し、平均17.0得点5.5リバウンド3.3アシスト1.3スティールをマーク。

 その後プレシーズンでは5試合に出場して平均23.0分14.2得点2.2リバウンド1.6アシストをマークすると、アトランタ・ホークスとの開幕戦から出場。約26分のプレータイムで15得点4リバウンド2ブロックを残し、勝利に貢献した。

 何よりも強烈だったのは、第3クォータ-終了間際のプレーだ。トップ・オブ・ザ・キー付近でボールを受け取ったトリアーは、リムへアタックして豪快なワンハンドダンクをたたき込んだ。ホームのマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)に集まった大勢の観客が盛り上がったのは言うまでもない。

 そしてそのダンクに、ニックスのファンやニューヨークの地元メディアはある男の姿を思い浮かべた。ドラフト外でNBA入りを果たし、1990年10月上旬にニックスと契約後、エネルギッシュなプレーで大人気を博したレジェンド、ジョン・スタークス(元ニックスほか)である。

 スタークスは190センチ81キロと筋骨隆々な肉体を誇ったシューティングガード。持ち前のタフなプレーで徐々に出番を増やしていき、ニックスに不可欠な選手へと成長。93年にオールディフェンシブセカンドチーム、94年にはオールスターにも選出されるなどスター選手の仲間入りを果たした。

 プレーオフでも数々の名シーンを残したスタークスだが、最も印象的なのはブルズ相手に見せたダンクだろう。

 93年のイースタン・カンファレンス・ファイナル第2戦。ニックス3点リードで迎えたこの試合終盤に、スタークスが右ウイングでパトリック・ユーイング(元ニックスほか)とのピック&ロールをするフェイクを見せてベースラインへドライブ。そこからホーレス・グラントとマイケル・ジョーダン(共に元ブルズほか)を交わして左手1本で強烈なワンハンドダンクをたたき込んだ。このプレーはスタークスにとってもキャリアの中でベストと言っても過言ではないプレーだった。

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