ここから本文です

自己暗号化ドライブ製品にデータを復号される複数の脆弱性(JVN)

11/8(木) 8:00配信

ScanNetSecurity

独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月7日、ATAセキュリティモードやTCG OPAL規格を実装した自己暗号化ドライブ製品に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは6.1。オランダのNational Cyber Security Centre(NCSC-NL)の発表による、脆弱性とその影響を受ける製品は次の通り。

CVE-2018-12037:ユーザが設定したパスワードと、データ暗号化に使用される暗号鍵の間に、暗号学的な関連付けがなされていないため、ユーザ設定のパスワードを知らずとも、データの復号が可能になる

・Crucial(Micron)MX100ドライブ、MX200ドライブ、およびMX300ドライブ
・Samsung ポータブルドライブ T3 および T5
・Samsung 840 EVOドライブ および 850 EVOドライブ(ATA high モードの場合影響を受ける。TCGモードもしくはATA MAXモードの場合は影響を受けない)

CVE-2018-12038:データ暗号化鍵に関する情報が、ウェアレベリング機能を持った記憶領域に記録されていることが原因で、データ暗号鍵を新しいパスワードでアップデートした後も、保護されていない、もしくは古いパスワードで保護された以前のデータ暗号鍵にアクセスされる可能性がある

・Samsung 840 EVOドライブ

なお、上記以外の自己暗号化ドライブ製品にも、同様の脆弱性が存在する可能性がある

JVNでは、開発者が提供する情報をもとに修正パッチを適用するか、当該製品のハードウェアベースの暗号化のみに頼らず、ソフトウェアベースの暗号化を使用することを推奨している。また、BitLocker自身が暗号化を行うようにグループポリシーの設定を行うなどの対策情報を提供している。

(吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa ))

最終更新:11/8(木) 8:00
ScanNetSecurity

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ