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山下敦弘×久野遥子のプロモアニメ映像が初披露 「東アジア文化都市」豊島区シンポジウムレポート

11/8(木) 13:30配信

アニメ!アニメ!

11月6日、「東アジア文化都市2019」の国内都市に選定されている東京都豊島区が、プロジェクトの機運醸成・プレイペントとしてシンポジウムを開催した。会場では『リンダ リンダ リンダ』の山下敦弘と『宝石の国』の久野遥子が制作した、ロトスコープアニメーションのプロモーション映像も初披露された。

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シンポジウムには、本プロジェクトの準備委員会委員長である高野之夫豊島区長、全体統括を務める前立教大学総長・吉岡知哉をはじめ、「舞台芸術」部門総合ディレクターのSPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督・宮城聰、「マンガ・アニメ」部門総合ディレクターの日本アニメーション協会会長・古川タクが登壇。
2017年のアニメ100周年を記念した「アニメNEXT_100」スペシャルムービーの上映などが行われたのち、製作に携わった植野淳子を招いてトークセッションが実施された。


豊島区の魅力をアニメーションで伝える「東アジア文化都市2019豊島」プロモーション映像の初披露の前には、同映像の全体監修を担当した古川、アニメーションディレクターの久野、そして実写ディレクターの山下が登壇。
久野は「とても大きなプロジェクトで、しかも実際ある街をアニメで表現することでとても緊張しました」と感想を述べ、自身のアニメ制作について「『白蛇伝』でも用いていた<ロトスコープ>というアニメーションで、一度実写で普通の映画のように映像を撮り、役者さんがお芝居したものを紙の上でなぞるような形でアニメーションにしていく手法です」と説明する。


また久野から「人間味溢れる映画を作る方に実写映像の撮影をお願いしたい」として推薦されたという山下は、プロモーション映像について「すごく短い尺だったので、最初からセリフで何かを伝えるのではなく、絵や動きや音だけで表現しようと思いました。個人的にはチャレンジ的なものありましたが、豊島区のいろんな魅力をそれぞれ出していきたい、といった気持ちで作りあげました」と思い入れを語る。
7月より豊島区内のロケハンに回っていたそうで「撮影は主に池袋駅の前や鬼子母神、東電荒川線の車両のなか、大塚周辺で行われました。常に、現場に久野さんがいたので、その都度現場で相談しながらス ムーズに撮影ができました」と撮影当時を振り返った。


「東アジア文化都市2019豊島」プロモーション映像の初披露後にはスペシャルゲストとして、映像内に登場していた少女“しま子ちゃん”役の瑛子(てるこ)も登場。
緑のワンピースに赤の帽子と靴という劇中そのままの姿で「撮影は楽しかった。全部楽しかったです」とコメントし、古川による「赤の帽子は、手塚先生の帽子をイメージしたものです。もしかしたら、未来の手塚先生は女性かもしれない!という気持ちを込めました」という解説には会場から「あ~!なるほど!」といった声が上がる。


最後には本プロジェクトに向けて、久野が「私自身が豊島区のことを知らない立場だったので、(映像を通して)こういう街、広がっていくんだ!と気付けたら、そのようなイベントになっていけたらいいなと思います」と語ると、山下も「世界に向けて、豊島区外に向けて作ったんですが、豊島区の人々にも感じてもらいたいなと思った映像です。この先、いろんなところでみかける映像なので、どこかでみかけてたら何かを感じてほしいです」とコメント。
そして古川より「マンガ・アニメ」部門のビジョンやコンセプトが語られたところでトークセッションが終了し、コスプレやよさこいのグランドフィナーレで盛り上がった「東アジア文化都市2019豊島」シンポジウムが幕を閉じた。

[アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.bizより転載記事]

アニメ!アニメ! 仲瀬 コウタロウ

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