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トヨタ シエンタは家族や趣味を大切にする人の実用的な国民車となるだろう

11/8(木) 11:03配信

carview!

今回は3列シートのハイブリット車に試乗

「新時代の国民車」を探す実地調査企画の第9回目。今回の調査対象は、今年9月11日にマイナーチェンジを受けた人気のコンパクトミニバン「トヨタ シエンタ」である。

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シエンタという車自体については、今さら多くを説明する必要もないだろう。

小ぶりなサイズながらさまざまな生活スタイルに応えるトヨタの最小ミニバンで、2015年7月に登場した現行型は、オーソドックスなデザインだった初代からいきなり最先端のラテン系デザイン(?)へと大変貌を遂げた。

動力源は1.5L直4ガソリンと、1.5L直4+モーターとなるハイブリッドの2種類。今回のマイナーチェンジでそこは特に変わっておらず(ただしハイブリッド車のカタログ燃費は27.2km/Lから28.8km/Lへと微妙に向上)、主たる変更点は以下のとおりとなっている。

●フロントバンパーやグリル、ヘッドライトなどの各所に新デザインを採用。
●バンパーデザイン変更などにより全長が4235mmから4260mmに。
●ボディカラーの選択肢を拡大。
●モロモロの安全装備がさらに充実。
●従来からある3列シート車に加えて「2列シート車」を追加。

個人的な興味があったのは新たに追加された2列シート車「FUNBASE(ファンベース)」のほうだったが、編集部が用意した試乗車はハイブリッドの3列シート車。まぁ売れ筋はこの「3列シートのハイブリッド車」になるはずなので、編集部のチョイスが正解なのだろう。

なかなか良好なデザインと質感

ということでこちらトヨタ シエンタ G Cuero ハイブリッド車2WD……という正式名称も長すぎるため、「シエンタG Cueroハイブリッド」と勝手に略する小ぶりなミニバンの調査を始めてみたい。ちなみに、この場合の車両本体価格は253万2600円である。

2列目や3列目に乗るはずの「家族」の気持ちはいったんシカトし、父や母ではなく「ひとりの人間」としてのこの車に対する印象を、運転席に座ることによってまずは探ってみよう。

……なかなか良好なデザインおよび質感ではないか。

もちろん250万円級の実用ミニバンなので、一部樹脂の質感に「むむ?」と思うところもあるわけだが、騒ぐほどの話ではない。

眼前に広がる部分の造形は「現代美術館っぽい感じ」が無きにしもあらずで、特にステッチと、グローブボックスからちらりと覗く「オレンジ」が利いている。派手ではあるが下品ではないという絶妙な寸止め感。このセンスと質感に対してならば納得ずくでカネを払える。

運転席シートの座り心地は「可もなく不可もなく」といったところ。フランス車的な肉厚ふんわりシートがハマりそうな車なのだが、あくまでも「フツーの国産車のシート」的な感触であるのはやや残念なところだ。まぁ肉厚にすると車内のスペースを食ってしまうなどの理由で、開発者としても(コスト面を含め)苦渋の決断をしたのかもしれないが。

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最終更新:11/8(木) 11:03
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