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高齢者の再婚で気をつけないといけない「争族問題」 ポイントは遺言の限界を知っておくこと!?

11/8(木) 12:13配信

ファイナンシャルフィールド

高齢者でなくとも50歳を超えて再婚する場合、前妻の子どもたちと再婚する相手との間で起こる問題が考えられます。

「争族問題」です。

この問題を解決する方法として今注目されているものが「家族信託」です。遺言や後見を補完するしくみとして注目されている「家族間の信託」について、事例を踏まえてお話します。

信託とは何ですか?

信託とは、「財産を持っている人(委託者)が、自分が信頼する人(受託者)に財産を託して、定められた目的(信託目的)にしたがって財産を管理・処分してもらい、財産から得られる利益を定められた人(受益者)へ渡す仕組み」のことです。

高齢の再婚で起こったこと

〇人間関係の整理
Aさんはマンションを10棟持っている不動産オーナーです。おしどり夫婦として有名だったAさん夫婦でしたが、5年前に突然前妻を亡くし、悲しみに暮れて生活していました。Aさんの気分転換になるようにと、一人息子Cさんは社交ダンスを習うように勧めました。Aさん自身最初は嫌々でしたが、社交ダンスを習うことにしました。

半年くらいすると、友達もでき、ダンスも楽しくなってきました。その中で特に、社交ダンスのパートナーである10歳年下のBさんと知り合い、ダンス教室の後に食事に出かけるようになり、やがてBさんに恋心を抱くようになりました。

Bさんも10年前に夫と離婚し、現在は独身でしたので、お互い独り身です。「これからの人生、Bさんと共に生きて行きたいので再婚したい」とCさんに話しました。Bさんのおかげで、ふさぎ込んでいた父が元気になったことを喜び、Cさんが賛成してくれましたので、結婚することになりました。

現在、AさんとBさんは再婚し、先祖代々受け継いだ自宅で生活しています。AさんとBさんの間に子どもはいません。CさんとBさんとは、養子縁組をしていません。Bさんは前夫との間に子供はいません。Cさんは既に成人し、社会人として生活しています。

〇Aさんの希望
Aさんは、自分が死んだ後もお世話になったBさんに自宅で生活してもらいたいと考えています。ただ、Aさんは先祖代々受け継いだ土地を守っていかなければいけないと思っています。幸いBさんとの間に子供がいないので、Bさん死後は、自分の子どもであるCさんに継いでもらいたいとも思っています。


〇CさんはBさんの相続人ではない!
BさんはCさんと養子縁組をしていないため、BさんにとってCさんは相続人ではありません。遺言を書いてBさんに自宅を相続させると、Bさんが死んだ後、Cさんは先祖から受け継いだ自宅を相続できません。Bさんの妹が相続人となり、自分の長男Cに引き継ぐことができないため、どうしていいか悩んでいます。

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