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トランプ牙城で次々異変…それでもトランプ大統領再選の可能性が見えた中間選挙?

11/8(木) 18:05配信

AbemaTIMES

 トランプ政権2年に対する国民の答えは、上院は共和党、下院は民主党が多数派を占める「ねじれ議会」だった。“トランプの牙城“とも言われている選挙区でも異変が起き、民主党下院選挙対策本部では候補者たちの当選確実が伝えられる度に大きな歓声に包まれていた。選挙後、民主党下院トップ・ペロシ院内総務は「みなさんありがとう。明日からアメリカで新しい日が始まる。候補者たちはアメリカ国民のため下院を取り戻した。彼らを祝福しよう」と喜びの声をあげた。一方、トランプ大統領はTwitterで「今夜は大成功だった。みなさん、ありがとう」と上院での勝利を強調するなど、意気軒昂だ。

 民主党支持者が多いとされるニューヨークで取材にあたっていたパックンは「“I voted“というステッカーを貼った人も多い。投票所では手造りのマフィンをボランティアが配っていて、3、4時間待っている方々に対してデリバリーピザを送る人もいる」と話す。

 「民主党支持者からはトランプ大統領の政策も人柄も嫌いだという意見があるが、逆に共和党支持者からは両方で好かれているようだ。ビジネスマンからは法人税を下げ、規制緩和して、自由にビジネスができるようになったと褒める方もいるが、移民の制限により労働者が来なくなり、保護主義も企業のためにならない場合もある。ねじれの方がブレーキがかかって、合理的な妥協案で政策が進めていけるのではないかという声も聞かれた。選挙前には民主党が圧勝する、ブルーウェーブ、大きな波だといわれていたが、そうではなくて“さざなみ“だと報じているタブロイド紙も出ている。歴史的にも大統領が上院の議席を伸ばしたことは100年間で4回しかなかったし、その点では与党は検討したとの見方もある」。

■トランプ大統領誕生の原動力、ラストベルトでは異変も

 今回の中間選挙の結果について、国際ジャーナリストの春名幹男氏は「今回選挙の対象になった人だけ見ると民主党の方が勝っているが、今のアメリカは本当に多様化していて、それに対して“ダメだ“という白人ナショナリズムが立ちはだかっている。やはり怒り、恐怖が一番力を持っているということで、それを煽ったのが後半戦で成功した。当初は民主党がもっと議席を取ると思ったが、トランプ大統領の発信力は強かった。過半数を維持した上院は人事と外交安保を握っているので、トランプさんとしてはひとまず安心だと思う」とコメント。

 青山学院大学教授の会田弘継氏は「民主党が下院を奪還したが、トランプ大統領の支持率から考えれば、中間選挙ではもっと大負けしたはずだと思う。それを考えるとトランプは健闘している。上院でももっと失うはずだったのに勝っている。下院ももうちょっと負けていないとおかしいが、留まっている。この結果から見ると、“民主党が勝った“と楽観視できる結果ではない」と指摘した。

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最終更新:11/8(木) 18:05
AbemaTIMES

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