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文化部企画の芸術家伝記シリーズに新作 台湾美術史の構築目指す

11/9(金) 12:13配信

中央社フォーカス台湾

(台北 9日 中央社)20世紀以降の台湾美術を形作った芸術家たちを紹介する書籍「家庭美術館-美術家伝記叢書」とドキュメンタリー「台湾資深芸術家影音記録片」、計2シリーズの新作が発表された。企画元の文化部(文化省)は6日、中部・台中市内の国立台湾美術館で記者会見を開き、蕭宗煌次長が、これら一つ一つが歴史のかけらだと述べて、台湾美術史の構築を目指す同部の姿勢をアピールした。

同部は台湾美術の伝承に必要な資料を残すため、1992年から「家庭~」、2007年から「台湾~」のプロジェクトを始動。今年度を含め、叢書が121冊、ドキュメンタリーが37作品発行されている。今回は叢書に画家の蔡雲巌や許武勇ら10人、ドキュメンタリーには画家の陳澄波や林玉山、郭雪湖ら5人と、日本統治時代から戦後までに活躍した芸術家が取り上げられた。

会場には、叢書の10人に名を連ねる彫刻家で、今年91歳の李再ケン氏も姿を見せた。「生まれてこのかた伝記を出したことはない」と語る李氏は、ユーモアを交えた口調で長生きに感謝し、本を受け取れることを喜んだ。(ケン=金へんに今)

新刊書籍とドキュメンタリーは国内の大学や美術コースがある小中学校、図書館、文化施設などに贈られるほか、海外の人々に台湾美術への認識を深めてもらうため、国外にある出先機関などにも届けられる。

(汪宜儒/編集:塚越西穂)

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