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大歓迎? それほどでも? JR西「新快速」の有料座席

11/9(金) 16:45配信

神戸新聞NEXT

 JR西日本が2019年春から一部新快速に導入する有料座席サービス「Aシート」(着席料金500円)。利用したいかどうかを神戸新聞社の公式ツイッターアカウントでアンケートしたところ、3844票が集まりました。

【写真】リッチなラッピング 京阪「プレミアムカー」の車両

◇「利用してみたい」は半数

 まずAシートのおさらいから。着席料金は500円。乗客が空席を選んで座り、乗務員から乗車整理券を購入する仕組みです。ICOCAなど交通系ICカードで支払うこともできますが、インターネットの事前予約はありません。

 アンケートは10月26日~11月1日の7日間で実施、「利用してみたい」が50%、「利用しない」が25%、「他のサービスを充実すべき」が25%でした。

◇「他の車両が混雑するのは嫌」

 コメント欄に寄せられた意見をざっくり4分類し、要約しました。

〈賛成派は…〉

500円で指定ならかなり有用/お金を払ってでも座りたい時はある/コンセントと無料Wi-Fiがあるのは二重丸/長距離移動時にバッテリー充電できる安心は大きい/高齢の家族と移動できうれしい/乗り物酔いするので確実に座れるのならありがたい

〈「利用しない」派は…〉

三ノ宮~京都間はチケットレスで「スーパーはくと」に乗ることが多い/特急はまかぜに乗った方が手っ取り早い/神戸~京都なら新幹線を使う/JR西ネット予約サービス「e5489」で予約できないのは不便/京阪のようにネットからチケットが取れたら便利

〈他サービス希望派は…〉

朝の新快速を一本増やして欲しい。立ちっぱなしはしんどい/高齢者と子ども連れ、体の不自由な人向けの車両が必要では/女性専用シートはヒットするのでは/現在の特急の空席を低価格で提供しては/リクライニングは不要なので300円にして欲しい

〈「ここが心配」という人も…〉

始発でないと座れないのでは/有料車両は空席で、他の車両が混雑するのは嫌/転売する人がいそう/席の取り合いや集金でトラブルが起きそう

◇関西では京阪が先行導入

 17年8月から座席指定の特急車両「プレミアムカー」を運行する、京阪電気鉄道の広報担当者に現状を聞きました。

 京阪のプレミアムカーは、8両編成のうち1車両のみが有料座席で、横1列に通路を挟んで2席と1席が並びます。運行本数は、淀屋橋-出町柳間の平日105本、土休日118本。座席料金(乗車券別)は区間によって400円または500円。乗車率は平日6割、土休日は8割、平均すると7割をキープしているそうです。さらに20年度中には、6車両を新造し全ての特急列車に導入することも発表。順調なことがうかがえます。

 「ゆったりとワンランク上の旅を」のコンセプトを実現すべく、「足元空間に可能な限り余裕を持たせた」(担当者)。前後の座席との間隔は、同社の通常車両が920mmであるのに対し、プレミアムカーは1020mm、シートの座面は、通常幅430mmに対し、プレミアムは460mm。“京阪初”というリクライニングは、通常の角度から20度傾けることが可能。無料Wi-Fiを完備し、携帯充電器やブランケットの貸し出しも。常駐の専属アテンダントがプレミアムカーの乗客に応接します。

 同時期に全車両が座席指定の「ライナー」列車も導入。座席料金(乗車券別)は300円または380円。当初の運行は、朝の通勤時間帯の2本でしたが、利用状況が好調なため帰宅ラッシュの時間帯にも対応。現在は平日の朝夜計5本、淀屋橋(一部は樟葉、枚方市発)と出町柳間を運行中です。

 ライナー列車の平均乗車率は4割程度。ラッシュ時には有料座席が満席になることもあるそうです。有料座席が導入されたことによる他車両の過度な混雑については「聞いておりません」と担当者。「そのあたりはしっかり検証した上で導入しています」。

 同社の座席指定に共通するのは「ネット予約が可能」であること。プレミアムカーの場合、乗車日の14日前の午前10時から申し込み可能。事前に座席の空き具合が確認できるネット予約は、横並びや近くの席に座りたいというグループ客に好評といいます。「インターネットを使わないお客様には、駅窓口でも販売します」

 Aシートを導入する運転区間や運転時刻については、JR西は「今後詰めたい」としています。首都圏のユーザーが驚く通勤電車としての新快速。早くて快適。そして有料シートのニーズにも応えてほしいですね。

(ネクスト編集部 金井かおる)

最終更新:11/9(金) 18:28
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