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相良城内配置、古絵図で詳細 牧之原市教委、13日から史料公開

11/9(金) 8:12配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 牧之原市教委は13日から12月2日まで、市史料館で特別展「田沼のまちとむらを歩く-昔の地図を見よう!」を開催する。来年生誕300年を迎える田沼意次が築城した相良城の古絵図を公開(複製展示)する。御殿や三重櫓(やぐら)をはじめ、城内の配置が描かれ「相良城の姿形が分かる」。入館無料(月曜休館)で、担当者は来場を期待している。

 古絵図は、大阪府貝塚市で5年ほど前に見つかった貝塚市指定文化財の「相良城下町絵図」(縦約40センチ、横約60センチ)。川から外堀に水を引き入れ、内堀がめぐらされている様子や水門の位置などのほか、城下町や海上を行き交う船も描かれている。「大横町」「市場町」「福田町」といった町名も確認できる。

 天明7(1787)年ごろの絵図とみられる。牧之原市教委などによると、意次が老中を罷免されて失脚すると相良城は江戸幕府に没収され、岸和田藩主が城の受け取り役を担った。絵図は岸和田藩の庄屋が藩主のご機嫌伺いで相良を訪ねた際に作られたという。長谷川倫和学芸員(34)は「城内の情報は通常表に出ないことが多いが、城を引き取りに来た側の人が作成したので詳細に位置関係も描いたのでは」と話す。

 特別展はこのほか、市内を描いた江戸から明治時代の古絵図や古地図約40点を並べる。

静岡新聞社

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