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<北朝鮮内部>金正恩氏視察直後に脱線事故で重傷者 北部の観光特区鉄道で 処罰恐れ復旧に総動員か

11/9(金) 5:10配信

アジアプレス・ネットワーク

◆金正恩氏が視察した直後の事故

北部の両江道の恵山(ヘサン)―三池淵(サムジヨン)間の鉄道で11月3日、脱線事故が発生して、観光特区開発工事に動員されていた「突撃隊」の3人が重傷を負い病院に運ばれたと、現地の取材協力者が鉄道関係者の話として伝えてきた。負傷者の容体は重篤だという。

関連写真を見る 事故が起こった近くの恵山市とは(写真7枚)

脱線事故が発生したのは、恵山駅から二つ目の樺田(ファジョン)駅付近で、すぐに恵山駅、 渭淵(ウィヨン)駅から人員と装備が総動員され、間もなく復旧させたという。

協力者が話を聞いた鉄道関係者は、「脱線事故は、復旧に多くの費用と人員が必要で、通常は相当な時間がかかる。今回のように迅速に復旧させたのは初めてではないか」と語ったという。

三池淵郡の観光特区建設は、現在、金正恩氏が最優先で完工を急がせている特別なプロジェクト。脱線事故起こして金正恩氏の権威を棄損したとして処罰されることを恐れた鉄道幹部が、復旧作業を超特急で行わせたのではないかと、取材協力者は伝える。事故直前の10月30日、国営メディアは金正恩氏が三池淵郡を現地視察したことを報じていた。

両江道の中心都市・恵山と三池淵間を結ぶ鉄道工事は、全線がいったん完工したが、線路の路盤工事が不十分でまだ人を運べず、路盤を固める目的で貨物や石を積んだ貨車が1日に2~3回行き来している程度だという。この列車が脱線したものとみられる。(カン・ジウォン)

←クリックして拡大 三池淵付近図(アジアプレス)

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